ご飯を炊く時間がない時などに重宝する冷凍ご飯。数分温めれば食べられますが、炊きたてご飯に比べると味が落ちてしまいがちです。
家庭用電気製品を手がける、タイガー魔法瓶株式会社(以下、タイガー魔法瓶)のウェブサイトでは、炊きたてご飯に負けない冷凍ご飯の作り方を紹介しています。
ちょっとした工夫で仕上がりに差が出るので、ぜひ試してみてください。
ご飯を炊きたての状態で冷凍する

※写真はイメージ
冷凍ご飯を作る理由として多いのが、保温したご飯が余ってしまうからではないでしょうか。
冷凍ご飯をよりおいしく食べるためには、冷凍するタイミングが重要です。
ごはんをおいしく保存するには、お米の中のデンプンが水を含み、ふっくらしている炊きたての状態で冷凍することが重要です。
https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/feature/rice-cooker/takitate50/16/ ーより引用
炊きたてのご飯と保温したご飯の大きな違いは、水分量。
炊きたてのご飯は柔らかく粘り気がありますが、保温を続けると水分が抜けて、味や食感が劣化してしまいます。
冷凍した時の仕上がりに差が出るのは、このご飯の状態の違いによるものです。
炊きたてのようなおいしさを保ちたいなら、炊き上がったらすぐに冷凍するようにしましょう。
ご飯の冷凍方法

※写真はイメージ
冷凍ご飯は、『ラップで包む』『保存容器に入れる』の2通りが一般的です。それぞれにメリットがあるので、どちらの方法でも問題ありません。
ここでは、タイガー魔法瓶が紹介している『ラップを使った方法』を見ていきましょう。
まず、ご飯の粗熱を取ります。
冷凍ご飯は『1食ぶんずつ』包みます。茶わんに軽く1杯よそい、ラップの上に移して『平たく』包みましょう。
包み終えたご飯がまだ熱い場合は、常温でしばらく冷まします。人肌より少し熱い程度まで冷めたら、冷凍庫へ入れてください。
この時、フリーザーバッグに入れるか、アルミホイルで包んでから冷凍すれば、におい移りを防げます。
また、冷凍ご飯は『一気に凍らせる』ことが大切です。冷蔵庫に急速冷凍機能がある場合は、その機能を使って凍らせましょう。
冷蔵庫に急速冷凍機能がない場合は、熱伝導率の高いアルミトレーやアルミホイルの上にのせて、冷凍庫へ入れます。
冷凍ご飯の賞味期限は『約1週間』です。たとえ炊きたてを冷凍したとしても、長期保存していると味が落ちてしまうので、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
ちょっとした工夫で、炊きたてに近い味わいが楽しめます。
[文・構成/grape編集部]