私たちが健やかに生活するには、食事は必要不可欠。得手不得手はあれど、多くの人が自宅で料理をしているでしょう。
日常生活において身近な家事ですが、修行を重ねて高いスキルを得た人は、晴れて『プロの職人』になることができます。
仮に同じメニューを作ったとしても、一般人とプロでは、出来栄えが大きく異なるでしょう。
パティシエが作った『弁当』に「これがプロの本気か…」
さまざまな大会で輝かしい功績を挙げ、プロの職人として活躍している、長谷川健太(@kenta_sucretier)さん。
自身の技術を生かして作った『弁当』を、Xで公開したところ、多くの人から感嘆の声が上がりました。
長谷川さんが作ったのは、花をモチーフにした弁当。キャラクターを模した『キャラ弁』をはじめ、ビジュアルにこだわるのも、弁当作りの楽しいポイントですよね。
…しかし、完成した『弁当』は想像を超えていました。なぜならば、プロのパティシエが手掛けた作品なのですから!

箱に入っているのは、美しく咲き誇るバラの花。
ですが、これは鑑賞を目的としたフラワーボックスではありません。その正体は、長谷川さんが砂糖を使って作った『花の弁当』です!
パティシエとして、繊細なシュガークラフトやケーキを生み出している、長谷川さん。この『弁当』も、もちろん食べることができます。
できれば、このまま美術品として飾っておきたくなりますが、「美しい砂糖のバラを、口にしてみたい」という気持ちも湧きますね!
grapeは、長谷川さんに特にこだわって作ったポイントについて、話をうかがいました。
普段なら、使用する色の系統を合わせることが多いのですが、今回は、あえてさまざまなカラーを取り入れて作ってみました。
また、『花』はまったく同じ形に作らないので、一つひとつの箱に、異なった花の表情があります。どれを手に取っても、『花』が違う表情を見せてくれる作りになるよう、こだわっています!
パティシエが作った、プロフェッショナルな『弁当』に、ネットでは「あまりのクオリティに目を疑った」や「砂糖だと…?一体どういうことなんだ…!」といった声が続出。
長谷川さんは過去にも、ソフトキャンディの『ハイチュウ』を使って美しいバラを生み出し、多くの人を驚かせたことがありました。
その道を極めたプロは、手元に材料があれば、どんなものでも作ることができるのでしょう。プロのパティシエであると同時に、魔術師のようですね!
[文・構成/grape編集部]