靴の嫌な臭いに悩まされたことがある人は多いはず。
臭いを取るには水洗いが効果的ですが、正しくお手入れしなければ、靴を傷めてしまうかもしれません。
株式会社光栄舎が運営する、宅配クリーニングサービス『クリコム』のウェブサイトでは、靴を洗う前にできる消臭対策や、失敗を防ぐ洗い方のコツを紹介しています。
靴を洗う前にできる臭い対策

※写真はイメージ
靴が臭う原因として挙げられるのが、雑菌の繁殖。脱いだ直後の靴は汗で蒸れていて、雑菌が繁殖しやすい状態です。
脱いだ靴はすぐに靴箱へは入れず、風通しのいい場所でしっかり乾かしましょう。
嫌な臭いを手軽に抑えたい時には、『10円玉』を使った対策がおすすめです。
銅には殺菌効果があり、雑菌の繁殖を防ぎます。
雑菌が増えなければ、ニオイも抑えられます。
クリコム ーより引用
靴に10円玉を2枚ずつ入れるだけで、防臭、消臭効果が期待できます。
さらに、『重曹』を使った対策も有効です。お茶パックなどの通気性のいい袋やストッキングに『重曹』を入れて、靴の中に入れます。
『重曹』には消臭や吸湿効果があるので、靴の嫌な臭いを吸収してくれるでしょう。『重曹』が入った袋は、2~3か月ごとに交換してください。
また、『重曹スプレー』を作って靴に吹きかける方法もおすすめです。
作り方は簡単で、空のスプレーボトルにぬるま湯100㎖と重曹小さじ1杯を入れ、よく振って混ぜるだけ。
臭いが気になる靴にスプレーして、風通しのいい日陰でしっかり乾かしましょう。
靴を洗うコツと注意点
臭い対策をしても効果が現れない場合は、靴を水洗いしてみてください。
ただし、誤った洗い方は靴を傷める原因になってしまいます。失敗を防ぐためにも洗い方のコツや注意点を確認しておきましょう。
靴を洗う時は、力を入れすぎないように注意が必要です。汚れを落としたい一心でゴシゴシとこすると、生地が傷んだり色落ちしたりする可能性があります。
柔らかめの靴用ブラシを使い、汚れをかき出すように優しくこするのがポイントです。
洗い終えた後は自然乾燥させます。形崩れを防ぐために、乾燥機やドライヤーなどの高温の風を当てるのは避けてください。
靴の中にタオルや紙を詰めたり、針金ハンガーの両端を曲げて吊るしたりすると、効率よく乾かせます。
「天日干しすれば殺菌や消臭に効果がありそう」と思うかもしれませんが、直射日光に当てるのはNGです。
なお、レザーは水に弱い素材なので、水洗いは避け、硬く絞った布で水拭きしましょう。ウォッシャブルタイプの革靴であれば水洗い可能。洗った後はしっかりと乾かしてください。
このほか、靴専用のクリーニングサービスを利用して、靴をきれいにしてもらうのも1つの方法です。
靴の正しい洗い方や注意点を知っておくことで、より長く使えます。臭い対策も取り入れながら、靴を清潔に保ちましょう。
[文・構成/grape編集部]