紙に文字を書こうとして、うっかり書き間違えてしまった経験はありませんか。
鉛筆などであれば、消しゴムで消して書き直せるものの、ペンやマーカーだった場合には、どうするか困ってしまうでしょう。
そんな、昔の人の『苦心』の跡を発見したのは、米子力研究所(@beishiryoku_Exp)さん。
鳥取県で見つけたという、こちらの石板をご覧ください。

そこには『昭和43年3月完成』と彫られているのですが、よく見ると…。

『2』の文字を、無理やり『3』に書き換えようとした痕跡が…!
ほかの文字と比べると、『3』の部分が大きく下にはみ出しているのが分かります。
さらに、書き換えられた違和感を少しでも減らすため、隣の『4』の縦線部分も微妙に引き伸ばされているなど、なんとかしようとした跡も残されていたのでした…。
うっかりミスを、力技で乗り切ろうとした様子が分かる『痕跡』に、ネットからはさまざまな声が上がりました!
・こういうの、職場の日報でよく見ます。ノートでミスったのをごまかすような感覚。
・伝統芸だ…。
・「どうにもならんやろ…」「どうにかしたわ!」みたいな、当時の職人たちのやり取りが見えるようですね。
一度掘ってしまった文字は、簡単には修正できないでしょう。当時石板を掘った職人たちの、『焦り』と『葛藤』がじわじわと伝わってきますね…!
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[文・構成/grape編集部]