日本人のソウルフードともいえる、おにぎり。
最近では訪日外国人観光客も、コンビニエンスストアでおにぎりを購入する機会が増えているといいます。
おにぎりの定番の具といえば、『ツナマヨネーズ(以下、ツナマヨ)』を挙げる人は多いですよね。
では、この『ツナマヨ』のおにぎりは、いつからあるのでしょうか。
『ツナマヨ』はいつからあるのか
『ツナマヨ』は、ツナとマヨネーズを和えた食品、またはその具材を使った料理ですが、『ツナマヨ』自体がいつからあるのかについては不明です。
ただ、全国的に『ツナ』がポピュラーになったのは、はごろもフーズ株式会社の『シーチキン』が知られるようになった1950年代以降と見られます。
『ツナマヨ』に欠かせないマヨネーズが、家庭での定番調味料となったのは1970年代。
もっと前に思いついた人がいたかもしれませんが、この両方が合わさった『ツナマヨ』が家庭料理として誕生したのは、早くても1970年代ではないかと考えられます。

※写真はイメージ
『ツナマヨ』おにぎりを日本で初めて発売したのは…
では『ツナマヨ』のおにぎりが初めて発売されたのはいつでしょうか。
ネット上では「『セブン-イレブン』が日本で初めて『ツナマヨ』おにぎりを発売した」という話を見かけることがあります。
コンビニエンスストア『セブン-イレブン』に聞いたところ、このような回答がありました。
当社が初めてといい切ることはできませんが、1983年に発売をしましたので、40年以上の歴史があります。
当時はまだ、梅・おかか・鮭などがおにぎりの具の定番だったはずですが、なぜ『ツナマヨ』という、ある意味、突飛な具のおにぎりが企画されたのでしょうか。
当時、おにぎりの具材として定番のもの以外に、新しい具材の開発を進めていました。
そんな中、『セブン-イレブン』のおにぎりを製造していただいているメーカーの担当者さまが、自身のお子さんがご飯にマヨネーズをかけて食べているところを見て、ひらめいたのがきっかけと聞いております。
そこからおにぎりの具材として、マヨネーズと当時のはごろもフーズ株式会社の『シーチキン』を掛け合わせて、『ツナマヨ』を開発しました。
新しさとおいしさでご好評いただき、2025年現在でも常におにぎりの人気上位のアイテムとして、ロングセラー商品となっています。
おにぎりの定番として多くの人から支持を受けている『ツナマヨ』。
『ツナマヨ』おにぎりを日本で初めて発売したのは『セブン-イレブン』かどうかは不明ながら、今も昔も愛され続けている具材であることには変わりないでしょう。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力株式会社セブン‐イレブン・ジャパン