人気占い師がさまざまな芸能人を占う、バラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)。
2025年6月15日の放送で、『ザ・ドリフターズ』の加藤茶さんの妻で、タレントの加藤綾菜さんが出演し、結婚当初に浴びたバッシングについて明かしました。
加藤綾菜、結婚当初のバッシングについて語る
2011年、加藤茶さんと結婚した当時、『45歳差婚』として大きな話題となった、加藤綾菜さん。
番組内で占い師・大串ノリコさんに手相を見てもらった際、「結婚されてから苦労されていますよね?」と声をかけられる場面がありました。
加藤綾菜さんは「(結婚について)バッシングが5~6年続いて、すごい大変な時もあったんですけど、忍耐1つで乗り越えてきました」と率直な思いを語ります。
番組スタッフから「どんなバッシングを受けたのか」と尋ねられると、加藤綾菜さんは次のように答えました。
半年間ぐらいで10万件ぐらいの「離婚してください」っていうコメントが来たり。
あと私とカトちゃん、5回引っ越しているんですけど。新婚時代、Twitter(X)も規則が緩くて、住所をさらされて。
家にまで来られて、家のポストに「別れろ」とか。あと固定電話に毎日電話来たり、スプレーで落書きされたり、そういうのが続いてて2年ぐらい。
最後一番ヤバかったのが、自分が乗ってた自転車を黒ずくめの人たちに、女性か男性かも分からなかったんですけど。防犯カメラで見たらバットでボコボコにして。それを家の大きい木があったんですけど吊るされてあって。
それを見た時に「これからどうやってやっていこう」っていうのがピークで。でも弱音を吐いていられないから、自分で自転車を下ろして、ゆがんだタイヤを戻して、そのまま自転車乗ってスーパーに行ったりとかしていましたけど。
突然ですが占ってもいいですか? ーより引用
耳を疑うような誹謗中傷と嫌がらせの数々に、言葉を失う出演者たち。
加藤綾菜さんは、これまでに「どう乗り越えたのか」「なんでそんなに強いの?」といった声を寄せられることが多かったそうですが「記憶がめっちゃ途切れている。毎日が大変すぎて」と当時の苦しさを語りました。
バッシングを受けていた時期について、加藤茶さんも「芸能界での人生は長いけど、その時が一番つらかった」といっていたそうで、夫婦ともに精神的に疲弊していたことがうかがえます。
想像を絶するほど壮絶な日々を過ごしてきた、加藤綾菜さん。ネット上ではさまざまなコメントが集まりました。
・綾菜さん、本当に苦労されたんですね。毎日長くつらい日々だったとお察しします。
・誹謗中傷は許せない。こんなひどいことをするなんて、意味が分かりません。
・なぜ他人の結婚でそこまで嫌がらせができるのでしょうか。
・嫌がらせをする人たちに負けなかった綾菜さんは強い。いつまでもカトちゃんと幸せにお過ごしください。
数々のバッシングを受けて、メンタル的にも落ち込んでいた、加藤綾菜さんですが「カトちゃんも歳を取ったけど、今が一番楽しい」と語ります。
心ない誹謗中傷や嫌がらせは、時に人の心を深く傷つけ、追い詰めてしまうものです。
加藤綾菜さんと加藤茶さんは、誤解や偏見にさらされながらも、そのような困難に屈することなく、互いに支え合いながら歩んできました。
今一度、私たち一人ひとりが言葉の重みや行動の影響について考え直し、誰かの幸せを素直に喜べる、思いやりのある社会が広がっていくことを願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]