弁当の悩みで常に上位に挙がるのが、おかずの汁漏れ。
弁当箱の外へ漏れてしまったり、ごはんがベチャついたり、味が混ざってしまったりするなど、せっかく作った弁当が台無しになる原因の1つですよね。
「何か解決策はないか」と探していたところ、食品メーカーのヤマキ株式会社(以下、ヤマキ)のウェブサイトでよさそうな情報を発見。
とてもいい方法だと思ったので、実際に試してみました。
ヤマキが教える、汁漏れを防ぐ方法が?
ヤマキが紹介しているのが『おかずカップの底にかつお節を敷く』方法です。
3.かつお節でお弁当の汁漏れ防止!
通勤通学の移動や、お子様の遠足の時など、荷物が揺れて汁漏れが気になる時に活躍するのがかつお節!おかずの味もしっかり楽しめる、お弁当テクニックです。
お浸しや煮物などの汁気の多いおかずの下にかつお節を敷くことで、余分な水分を吸収する役割を果たしてくれます。さらにかつお節のうま味もプラスできるので、一石二鳥のテクニックです。
汁漏れが心配なときは、ぜひおかずカップの底にかつお節を敷いてみてくださいね。
鰹節屋・だし屋、ヤマキ。 ーより引用
用意するのは、ヤマキが販売している『ヤマキ かつお節プラス』です。
使用する量は、おかずカップ1つに対して、かつお節をひとつまみ程度。かつお節はパックで小分けにされているので、弁当の容量に合わせて適当な量を使用しましょう。
やり方はとても簡単で、かつお節をおかずカップに軽く敷き詰めるように入れるだけでOKです。
画像のように、カップの底が薄く覆われる程度の量を使用すれば十分ですよ。

この上に、煮物や炒め物などの水分が出やすいおかずをのせるだけで準備完了。
筆者は、ナスの揚げ出しと切り干し大根をのせてみました。
あとは弁当に詰めて持ち運ぶだけです。たったこれだけで、弁当箱の底に溜まりがちな汁がほぼなくなるのだとか。

30分ほど放置した後、ナスの揚げ出しを取り出してみると、水分はほとんど吸収されており、おかずカップに汁が残っていませんでした。
かつお節が、余分な水分だけをうまく吸収してくれて、汁漏れを防いでくれたのです。

さらに注目すべきは味の変化。かつお節がおかずの汁と混ざることで、ほんのり出汁が効いた味わいになりました。
ほかにも、ひじき煮やきんぴらごぼうなどのおかずも、かつお節の風味が加われば、味に深みが増すのではないでしょうか。

弁当を開けた時の「汁が漏れていない!」という安心感は、日頃弁当を作る人にとって嬉しいポイントでしょう。
これからの弁当づくりに、ひと工夫として取り入れてみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]