保冷剤は、食べ物を冷やす時に活躍する便利なアイテム。
「いつか使うから…」と保冷剤を取っておくと、いつの間にかたくさん溜まっているでしょう。
保冷剤の使い道に困った時は、暮らしに役立つ裏技を多数発信している、くるみん(kurumin_kurashi)さんのアイディアを参考にするのがおすすめです。
本記事では、くるみんさんのInstagramから、保冷剤を活用した3つの『じゃない』使い方を紹介します。
※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。
1.消臭ゼリーとして活用
くるみんさんが用意したのは、100円ショップなどで購入できる空のガラス瓶。
洗って煮沸消毒したジャムなどの空き瓶を使っても構いません。
まず、ガラス瓶の内側に水性ペンで色を塗っていきます。

次に、常温に戻しておいた保冷剤の袋をカットし、中身を取り出してください。割り箸を使ってよく混ぜると、水性ペンの色がゼリーにほんのり移ってきれいに見えます。

さらにもう1パックぶんの保冷剤を追加すれば、消臭ゼリーの完成です。


くるみんさんは、キッチンペーパーで蓋をしてゴムで留めた状態のものを、シューズボックスの中に入れて使用しています。
おむつ
そのほか、ニオイが気になる場所にも気軽に活用できるとのこと。消臭効果は2~3週間ほど続くそうです。

2.芳香剤として楽しむ方法
消臭剤と同じように、保冷剤の中身をガラス瓶に入れたら、アロマオイルを数滴たらしてみましょう。

これだけで芳香剤として使えます。見た目もおしゃれなので、玄関やリビングなど、目に付く場所にも置きやすい点が魅力です。

3.ホットアイマスクとして活用
くるみんさんが紹介している3つ目のアイディアは、『冷やす』のではなく『温める』という使い方。
スマートフォンやパソコン作業が続いて目の疲れを感じた時には、40℃程度のお湯を用意しましょう。
常温に戻した保冷剤をお湯に入れて温めると、2~3分でほどよい温度になります。

水気を切ったら大きめの布で包み、中身がこぼれないように端からクルクルと巻いてください。

あっという間に、自家製ホットアイマスクの完成です。心地よい温度で目元を優しく温めると、リラックス効果が期待できるでしょう。

なお、温める際は電子レンジや熱湯の使用は避けてください。中身が破裂する恐れがあります。
保冷剤を使う際の注意点
保冷剤の中身はほとんどが水ですが、ごく少量の高吸水ポリマーも含まれています。
高吸水ポリマーは、紙オムツにも使われている素材。水を吸って大きく膨らむ性質があります。
そのため、自作した消臭剤や芳香剤を排水口に流すと、詰まりの原因になるため絶対に避けてください。処分する際は自治体のルールに従い、可燃ゴミとして出しましょう。
中身が手に付いた時も、水で流すのではなく拭き取って処理してください。
また、ゼリー状でカラフルな見た目は子供の興味を引きやすいもの。誤飲などを防ぐためにも、小さい子供の手が届かない場所で使用することが大切です。
古い保冷剤や海外製品は成分が異なる場合があります。再利用前に状態を確認しましょう。
くるみんさんの投稿には、フォロワーからも驚きや共感の声が寄せられていました。
・まさかホットアイマスクが保冷剤でできるとは…。驚きです!
・もっと早くに知りたかったです。最近処分してしまいました。
・温める方法が斬新です。家でもやってみます!
保冷剤は捨ててしまう前に、工夫次第で便利なアイテムに変身します。くるみんさんが紹介している注意点をしっかりと頭に入れて、安全に活用していきましょう。
[文・構成/grape編集部]