あなたは、いらなくなった物を、すぐに捨てられますか。
「いつか使えるかも」といった理由で、しばらく取っておく人もいるでしょう。
そんな、物を捨てるタイミングに対する価値観の違いが生んだエピソードを、Xに投稿したのは、歌人の俵万智さんです。
短歌『サラダ記念日』などで知られる、俵さんには、大学生の息子さんがいます。
ある日、スニーカーを買い替えたのにも関わらず、古いスニーカーを捨てようしない息子さんのことが気になった、俵さん。
「博物館行きでも狙っているの?」と皮肉を込めていいました。
すると、息子さんが返した言葉というのが…。
「博物館!?はかないのに、はくぶつかん!はかないのに、はく…」

※写真はイメージ
スニーカー を買い替えたのに、なかなか古いのを捨てようとしない息子。「博物館行きでも狙ってるの?」とイヤミを言ったら「博物館!? はかないのに、はくぶつかん!はかないのに、はく……」と、ずっとニヤニヤしているので、たぶんまだ捨てない。
— 俵万智 (@tawara_machi) June 18, 2025
偶然生まれた『言葉遊び』に気付いて、ニヤニヤしていたという、息子さん。
嫌味がまったく通じていない様子に「たぶん、まだ捨てない」と諦める、俵さんでした。
きっと、息子さんは「まだ履ける」と考えており、はなから古いスニーカーを捨てる気がなかったのでしょうね。
親子のほほ笑ましいやり取りには、さまざまな声が上がりました。
・さすが、俵さんの息子さん!言葉遊びが上手ですね。
・読んでいて、笑っちゃいました。
・センスの塊ですね。
以前には、「忘れ物はない?」と聞いた俵さんに、鋭い返答をして話題になった、息子さん。
親譲りの言語感覚は、ネットを通して、多くの人を笑顔にしました!
[文・構成/grape編集部]