ささみはコストパフォーマンスがいいうえに、アレンジの幅も広い食材。一方で、筋取りや下ごしらえに手間がかかるのが悩みどころです。

実は、少しの工夫で調理がグッとラクになり、ゆで汁までおいしく活用できます。

本記事では、Instagramで暮らしの裏技を発信している、ゆるり(yururi_ikuji)さんのInstagramから、ささみを無駄なくおいしく楽しむための裏技を4つ見ていきましょう。

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ささみの筋取りの正解はコレ!

できるだけきれいにささみの『筋』を剥がしたい時に使えるのが、計量スプーンの『穴』です。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
計量スプーンを手にしている様子

フックに引っ掛けるための穴が開いている計量スプーンを用意します。スプーンの穴に筋を通してください。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
計量スプーンの穴にささみの筋を通す様子

滑らないように、穴から通した筋をキッチンペーパーで挟み、一気に引っ張りましょう。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
キッチンペーパーでささみの筋を挟んで引っ張る様子

一瞬できれいに筋を剥がせます。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
筋の取れたささみ

『筋』は捨てずにおつまみに

剥がした筋は、ひと工夫で絶品のおつまみに変わります。

塩コショウをかけて、片栗粉をまんべんなくまぶしましょう。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
ささみの筋に片栗粉をかける様子

あとは低温の油でじっくりと揚げれば、カリカリ食感のおいしいおつまみの完成です。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
揚げ焼きしたささみの筋

しっとりジューシーにゆでるコツ

できることなら、ささみをしっとりとジューシーに仕上げたいですよね。

実は、ゆで方にもちょっとしたコツがあります。

まず、大きめの鍋に水を1ℓ入れ、そこに塩と酒を小さじ1杯ずつ入れましょう。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
鍋に塩を入れる様子

沸騰したら火を止めて、ささみを投入してください。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
鍋のお湯の中にささみを入れる様子

蓋をして10分待ちます。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
鍋に蓋をする様子

低温でじっくりと火を通すことで水分が閉じ込められ、しっとりとジューシーなささみがゆで上がるでしょう。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
ゆで上がったささみ

『ゆで汁』はおいしいスープに!

ささみをゆでた汁は、おいしいスープのベースになります。

ゆで汁を沸騰させたら、その中に溶き卵を回し入れてください。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
沸騰したお湯の中に溶き卵を入れる様子

卵が固まったら、ワカメとネギを入れましょう。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
卵の入ったゆで汁の中にワカメとネギを入れる様子

塩コショウで味を整えれば、だしの効いたおいしい卵スープの完成です。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
器に盛ったスープ

紹介した4つの裏技を実践すれば、ささみを無駄なく丸ごと使い切れます。

「もう包丁いらない」 スプーン1本でささみの下処理が終わった
テーブルに並んだささみ料理

少しの工夫でささみ料理の幅が広がるので、ぜひ日々の献立に取り入れてみてください。

[文・構成/grape編集部]

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