あなたは幼い頃、どのような願いを抱いていましたか。

きっと「芸能人になりたい」や「お菓子の家に住みたい」など、現実的なものからそうでないものまで、自分の未来に関する『願い』が大半でしょう。

2025年7月頭、七夕用の笹の葉が飾られているのを目にした、パム(@yukipamu86)さん。そこには子供の文字で『願い』が書かれた、短冊が吊るされていました。

パムさんはその内容を読んで「まったく、親の顔が見てみたい!」と思ったのだとか。なぜならば、書かれていたのは、ある意味子供らしからぬ『願い』だったのですから…!

「まったく、親の顔が見てみたい」 6歳児の書いた『七夕の願いごと』が?
七夕の短冊の写真

年に一度、織姫らが叶えてくれるという、七夕の願いごと。「願いが叶うかもしれない」と聞いたら、大抵の人は私欲に走りたくなるものです。

…しかし、七夕に書かれていたのは、「世界が楽しくなりますように」という、地球上に生きる全員の幸せを祈ったものでした!

この短冊を書いたのは、パムさんの6歳になる娘さん。そう、「親の顔が見てみたい」という一見辛らつな言葉は、自画自賛と我が子への称賛を含んでいたのです!

優しさにあふれた願いごとを読んで、パムさんは「将来の夢とか、欲しい物とか、行きたいところはないの?」と聞くことに。すると、娘さんは笑顔でこう返してきたといいます。

「世界が楽しくなかったら、他をお願いして叶ったとしても、嬉しくないでしょ?」

娘さんは決して、自分の願いごとを諦めたわけではありません。『世界が楽しくなること』が、今の娘さんにとって、一番の願いだったのです。

この願いは、きっと世界中の多くの人が持っているはず。娘さんを含む、一人ひとりの願いが集まり、天に届くことでしょう!

[文・構成/grape編集部]

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