全国各地で最高気温が30℃を上回る日が続いている、2025年7月現在。

暑くなってくると、気を付けなければならないのが熱中症です。

特に、こまめな水分補給は欠かせませんよね。

熱中症を予防する飲み物としては、麦茶やスポーツドリンクなどを思い浮かべるでしょう。

大量に汗をかいた場合は、水分と一緒に塩分を補給することが必要なため、ナトリウムやカリウムが含まれているスポーツドリンクが適しているそうです。

また、中には脱水症に効果的とされる飲み物『経口補水液』で、水分補給をする人もいるかもしれません。しかし、この経口補水液の飲み方については、注意が必要です。

消費者庁が『経口補水液』に注意喚起

消費者庁によると、経口補水液は、熱中症予防として、日常的に飲んだり、大量に飲んだりすることは適さないといいます。

そもそも、経口補水液は、脱水症のための食事療法として用いられる、病者用のドリンクです。

国の制度で定められた『特定用途食品』のマークが付いており、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水時の水・電解質の補給のために使用するものとされています。

「熱中症予防で飲んではダメ」 誤解されがちな『ドリンク』が?
経口補水液

ドラッグストアなどでは、スポーツドリンクなどと並んで売られているケースがありますが、経口補水液はスポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムが約3~4倍多く含まれているとのこと。

健康な人が、普段の水分補給のドリンクとして飲むものではなく、むしろ過剰に摂取すると、血圧や心臓に負荷をかけてしまう恐れもあるそうです。

消費者庁の注意喚起を受けて、ネット上ではさまざまな意見が上がっていました。

・スポーツドリンク代わりに飲んでいる人もいるけど、気を付けたい。

・水分補給は重要だけど、過剰な塩分と糖分には注意したいよね。

・ダメだったなんて知らなった。正しい知識は大事ですね。

・これはびっくりした。誤解している人は多いと思う。

熱中症による脱水症の治療には、有効とされる経口補水液。

必要なのかどうかは、むやみに自分で判断せずに医師や薬剤師、管理栄養士などに相談するようにしましょう。

[文・構成/grape編集部]

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