「作品を搬入する直前は『箱職人』をやっています」
Xでそうつづったのは、彫刻家の、花房さくら(@hanafusa_sakura)さん。
2025年7月9日より、岡山県の瀬戸内市立美術館で開催される自らの個展『猫、牛窓ニテ~星ヲモッテシュウゴウ!~』へ作品を搬入しようと、箱詰めを行っていたといいます。
普段は彫刻家をしている、花房さんですが、搬入時に限り『箱職人』として責務をまっとうするそうで…。
その仕事っぷりを、花房さんのコメントとともに、ご覧ください。


「こうやって、猫が箱の中で暴れないようにするのが仕事です」
発泡スチロールの箱の中に、うつ伏せの状態で収納されている、猫をモチーフにした木彫り作品。
完全に脱力しきっているかのような姿に、じわじわと笑いが込み上げてきませんか。
この『木彫り猫』が、これから個展で飾られる未来を想像すると「運ばれている間はダラダラするニャ」なんてセリフをアテレコしたくなるでしょう。
投稿には「魚市場の魚のようになっていますね」「一瞬、ビビりました」「素敵な彫刻です」といった声が寄せられています。
この『木彫り猫』は一体、個展ではどのような姿勢で、訪れた人々を楽しませてくれるのでしょうか。
どんなに凛々しくポーズを決めていても、このうつ伏せ姿を思い出したら、思わずクスッとしてしまいそうですね!
[文・構成/grape編集部]