夏の時期に使う機会が増える『虫よけ剤』。
特にアウトドアのレジャーでは必須といえますが、あなたは『正しい使い方』ができているでしょうか。
本記事では、虫よけ剤の適切な使い方について、アース製薬株式会社(以下、アース製薬)に取材しました。
手のひらでしっかりと塗り広げることが重要!
虫刺されなどの対策に使う虫よけ剤ですが、使い方を誤ると思わぬトラブルにつながることもあります。
アース製薬に聞いたところ、「肌の露出している部分にしっかりと吹きかけて、塗りムラがないように手のひらで塗り広げることが重要」とのことでした。
また、紫外線の強い夏には、日焼け止めを使う人も多いでしょう。虫よけ剤と併用する際は、どのように塗るとよいのでしょうか。
アース製薬にコツを教えてもらいました。
日焼け止めなどを塗る場合は、日焼け止めを先に塗り、最後に虫よけ剤を肌の露出した部分に約15cmほど離した位置から吹きかけて、手のひらでムラにならないようまんべんなく塗り広げてください。
もし顔や首に使いたい場合は、まず手のひらに吹きかけて、それを目の周りを避け、顔や首に塗ります。
次に、虫よけ剤を『安全に使うためのポイント』をアース製薬に聞くと、『目の周囲や粘膜、傷口には吹きかけない』『噴射気体を直接吸入しない』『同じ皮膚面に続けて3秒以上吹きかけない』などが挙げられました。
誤った使い方をすると皮膚に影響が出る可能性があるため、製品パッケージの裏面にある『使用上の注意』をよく読んで使用することが大切です。

※写真はイメージ
ほかにも、虫よけ剤を使う際のアドバイスとして、以下の回答がありました。
まずはその製品が蚊などの害虫に効果があるのかを確認します。
例えば、蚊に効くのは『医薬品』や『防除用医薬部外品』の表示があり、パッケージの裏面などの効能や適用害虫に『蚊』と記載された製品です。
虫よけ剤の有効成分である『ディート』は、蚊が人を感知できなくする忌避剤です。日本で長く使用されている成分で、蚊以外にもマダニやヤマビル、トコジラミ、アブ、ブユ(ブヨ)など幅広い害虫に効果を発揮します。
そのため、買い物やガーデニングだけでなく、屋内レジャー、公園、アウトドア、スポーツ、旅行など、幅広いシーンで使用するのがおすすめです。
虫よけ剤はエアゾールタイプやミストタイプ、シートタイプなどさまざまな剤型があります。
パウダー入りで使用感のよいものや、汗や水に強く流れにくいものもあるので、用途に合わせて選んでください。
虫よけ剤は、夏のレジャーを楽しむ人には欠かせないもの。
効果的かつ安全に使用するためにも、正しい使い方や注意点を確認しましょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]
取材協力アース製薬株式会社