商業施設のトイレなどに設置されているハンドドライヤーは、洗った後の濡れた手を素早く乾かしてくれる便利な機器です。
しかし、「なぜかしっかり乾かせない」など、うまく使えていないという人もいます。
そこで、ハンドドライヤーの正しい使い方や上手に乾かすポイントを、『エアータオル』を製造販売する東京エレクトロン株式会社(以下、東京エレクトロン)に聞きました。
※『AIR TOWEL』『エアータオル』は、東京エレクトロンの登録商標です。
片面式と両面式での『乾かすコツ』とは
東京エレクトロンによると、ハンドドライヤーは、大きく分けて以下の2種類があるといいます。
1.片面式ドライヤー(壁掛け式)
上から下に風を送って乾燥させるコンパクトなタイプです。
2.両面式ドライヤー
大型施設でよく見かけるドライヤー。箱の中に手を差し入れて乾燥させるタイプです。
そのほかには「パイプ管を通して風を送る片面式や、洗面台内蔵の両面式もあります」とのこと。

片面式ドライヤー
では、濡れた手を効果的に乾かすには、どうすればいいのでしょうか。東京エレクトロンに聞いたところ、このようなアドバイスがありました。
片側から風が出る片面式の場合、吹き出された温風を手に当てながら、手のひらをもむようにして乾燥させると早く乾きます。
両面式は手のひらを広げて開口部に差し込み、ゆっくりと引き上げるとよく乾燥します。
また、乾燥機ですので、よく乾かすことで雑菌の繁殖を防ぐことができます。

両面式ドライヤー
ちなみに、ドライヤーの中に手を入れる時間の目安も教えてもらいました。
状況によって乾燥具合の差があり、またメーカーや機種でも違いはありますが、だいたい5~10秒程度ではないでしょうか。
ハンドドライヤーでうまく手を乾かすには、片面から風が出るタイプは手を揉むようにして乾かし、両面から風が出るタイプは突っ込んだ手をゆっくり引き出すのがポイントとのことです。
「いつもうまく乾かせない」という人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]
取材協力東京エレクトロン株式会社