イギリスのイングランド南西部にある、800年の歴史をもつ中世の宮殿『ビショップ・パレス』。

広大な庭園に囲まれたこの宮殿は人気の観光名所の1つで、水堀には白鳥たちが暮らしています。

窓の外に集まった白鳥のヒナたちが?

この『ビショップ・パレス』で撮影された、ある動画が話題になりました。

建物の窓の外に集まってきたのは、白鳥のヒナたち。

よく見ると、窓から糸のようなものが垂れ下がっています。

白鳥のヒナたちがその糸をクチバシでくわえると…。

続きはこちらをご覧ください。

@oliveforestt Summertime Palace training the babies to ring for food ✨️ #bishopspalacewells #rurallifestyle #castlecore #nationaltrust ♬ hendriksvibes - Hendrik

白鳥のヒナが糸を引っ張ると、窓のそばに設置された鐘が鳴りました。

すると建物の中にいた男性が、白鳥たちにフードをあげています。

実はこの習慣は1850年代にさかのぼります。退屈していた司教の娘さんが、白鳥たちがエサを欲しがる際に鐘を鳴らすように教えたのが始まりだとか。

ヒナたちが「ママ、見ていてね!」とばかりに鐘を鳴らす様子を、そばで母鳥が見守っているのがほほ笑ましいですね。

オリーブ(oliveforestt)さんが撮影したこの光景に、多くの人が癒されたようです。

・親が静かに後ろで見守っているのがいいなぁ。

・男性がちゃんとお母さんにもフードをあげているのが優しいね。

・最近、絵本の中みたいな動画がたくさん見られて癒やされる。

・素敵だね。昔ながらのディズニー映画みたいだ。

この動画に反響が上がったため、オリーブさんは後日、Instagramに母鳥が上手に鐘を鳴らす様子も投稿しました。

※動画はInstagram上で再生できます。

お腹を空かせた白鳥たちが「ごはんをちょうだい」と鐘を鳴らす姿がとてもかわいらしいです。

司教の娘さんの遊び心から始まったこの愛らしい伝統が、これからもずっと受け継がれていくといいですね。

[文・構成/grape編集部]

編集部おすすめ