私たちの身の回りにあふれる自動販売機。
近年、デザインや商品がユニークなものが各地で登場しており、目を引かれた人も多いでしょう。
宮城県栗原市の『自販機ミュージアム』には、趣向が凝らされた自動販売機が多く並んでいます。
日本独自の自動販売機の魅力を世界に発信する拠点として、地元で活躍するインフルエンサーや、地元企業のデザインなどがラッピングされた『世界で1台』の自動販売機が設置されているそうです。
2025年の夏、『自販機ミュージアム』を管理する株式会社サン・ベンディング東北のXアカウント(@sunvendingtohok)が、ひときわ目立つ自動販売機を紹介しました。
ラッピングされているのは…。

飛び出すように見える猫!
黄色い自動販売機の上部には、ジャンプする猫の写真が大きくあしらわれています。
躍動感あふれる姿を見れば、平面から飛び出す錯覚に陥りそうですね…。
下部には、日向ぼっこをしていたり、仲よく寄り添っていたりする猫の写真が装飾されています。
ちなみに、このラッピング自動販売機は、商品を販売しない『アートディスプレイ』。
視覚で楽しむことに特化した、斬新なアイディアの自動販売機ですね。
撮影した写真家の思いが?
モデルの猫を撮影したのは、写真家の、五十嵐健太(@igarashikenta)さん。
ラッピング自動販売機の設置に向けて「猫好きの人が見たらほほ笑ましく、嬉しくなるような写真をモデルに選んだ」といいます。
撮った場所は、多くの猫がすむ離島。
撮影条件に気を遣っているからこそ、猫がいきいきとした『ありのまま』の姿をとらえられるのかもしれませんね。
珍しいラッピング自動販売機は、Xで多くの人の注目を集めたようです。
・すごい!実物を見たい。
・楽しい見た目だな!
・自動販売機の上から下までかわいいデザイン。見に行きたい。
・面白くて素敵。世界中の自動販売機は、すべてこれがいい…。
五十嵐さんは「この作品を見て、猫にもっと興味を持ってもらいたい」と話していました。
五十嵐さんの『猫愛』があふれる、ユニークな自動販売機。興味を持った人は、見に行ってみてはいかがでしょうか!
[文・構成/grape編集部]