暑い夏の人気メニュー、そうめん。ノド越しがよく、するっと食べられるおいしさが魅力ですね。
しかし、いつも同じめんつゆで食べるのは、飽きてしまうという人もいるでしょう。
そこで本記事では、管理栄養士の筆者がおすすめする、意外でおいしい『そうめんつゆの割り方』を紹介します。
めんつゆの意外な割り方3選!
めんつゆの割り方はいろいろありますが、豆乳割り、トマトジュース割り、レモン水割りの3つがおすすめ!気になるものがあれば試してくださいね。
豆乳割り
まず紹介するのは豆乳割りです。用意するものは以下の通り。
【材料(1人ぶん)】
・めんつゆ(2倍濃縮タイプ) 4分の1カップ
・豆乳(無調整) 4分の1カップ
・お好みの薬味など 適量

作り方はとても簡単で、2倍濃縮タイプのめんつゆと豆乳を1:1で合わせるだけです。

薬味はお好みでよいですが、筆者はすりごま、ラー油、パクチーを組み合わせました。
辛い味が苦手な人はラー油の代わりにごま油を使うとよいでしょう。

食べてみると、豆乳のマイルドさとコクがおいしい!薬味の味わいも合わさって、まるで中華風の麵料理を食べているようです。
ラー油のピリ辛味で食欲が刺激されます!

豆乳から摂ることができる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをして、骨粗しょう症予防などの効果も期待されていますよ。
トマトジュース割り
続いて、めんつゆをトマトジュースで割るレシピです。用意するものは以下の通り。
【材料(1人ぶん)】
・めんつゆ(2倍濃縮タイプ) 4分の1カップ
・トマトジュース 4分の1カップ
・お好みの薬味など 適量

こちらも同じく1:1で合わせるだけ!めんつゆに塩分があるので、トマトジュースは食塩不使用のものを選ぶとよいでしょう。

薬味などはお好みでよいですが、筆者はオリーブオイルとバジルを加えました。

食べてみると、トマトジュースが加わったことで、甘酸っぱさが感じられておいしいです!
食感はそうめんですが、味わいはどこかイタリアンテイストで、手軽にいつもと違う気分が味わえます。

トマトジュースで割ることで、トマトの赤い色素のリコピンを摂ることができますよ。
リコピンには病気や老化を引き起こす可能性がある活性酸素を除去したり、働きを抑えたりする抗酸化作用があります。
また、リコピンは脂溶性なので、油と組み合わせると吸収率がアップ。イタリアン風にオリーブオイルを加えてみてはいかがでしょう。
レモン水割り
最後はレモン水で割る作り方です。用意するものは以下の通り。
【材料(1人ぶん)】
・めんつゆ(2倍濃縮タイプ) 4分の1カップ
・レモン水 4分の1カップ
・お好みの薬味など 適量

レモン水の作り方はお好みの割合でよいですが、筆者は水200㎖にレモン果汁2ぶんの1個ぶんとスライス1枚、氷4個を加えたものを使いました。レモン果汁2ぶんの1個ぶんは大さじ1杯ぶんに相当します。
それをめんつゆと合わせればでき上がりです。

薬味は青ジソをせん切りにして使いました。

食べてみると、レモンのほどよい酸味でさっぱり感があって、食べやすいおいしさに!
青ジソのさわやかさもよく合いますが、カイワレやネギなどのおなじみの薬味でもおいしく食べられそうです。

レモンに含まれるクエン酸は、その酸味によって食欲を増進させてくれるので、暑くて食欲が落ち気味の時にもおすすめです。
市販品のレモン果汁を使ってもよいので、気軽に試してみてはいかがでしょう。

いつもと違うそうめんが食べたいと思ったら、紹介した3つの割り方を試してみてほしいです。
お好みの薬味などでアレンジも楽しみながら、暑い夏を乗り切りましょう。
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連載ページ:今日のごはん、何にする?
[文・構成/grape編集部]

フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。