調理中にうっかり焦がしてしまい、鍋を洗うのに苦労した経験はありませんか。
付いたばかりの焦げであれば比較的簡単に取れますが、時間がたったものや激しく焦げた場合などは『ゴシゴシこすらないと』取れません。
ハウスクリーニングなどを行うアクティア株式会社の『カジタクオンラインショップ』のウェブサイトでは、鍋の焦げ付きを『ゴシゴシこすらずに落とす方法』を紹介しています。
直射日光に当てる
『鍋』にはステンレス製、アルミ製、ホーロー製などさまざまな素材があり、焦げの取り方も素材によって変わります。
どの素材の鍋にも使える方法が、直射日光を当てての『天日干し』です。
天日干しの方法は日の当たる場所に水気を切った鍋を置き、鍋にこびりついた焦げをカラカラに干します。乾いたら木べらや箸で擦るだけなのでコストや労力もかかりません。
カジタクオンラインショップ ーより引用
天日干しでもっとも大切になるのは、焦げをしっかり乾燥させること。
いわゆる『天気のいい日』であれば2日間干せば乾燥しますが、日照時間が短くなる秋から冬にかけてはもう少し干さないと乾燥し切らないかもしれません。
日照時間を見る上で大切になるのが『方角』。自宅周辺の環境にもよりますが、一般的にいわれる方角ごとの日の当たり方は以下のとおりです。
東向き朝日は入るものの、午後は陰る。西向き午前中は日が当たらず陰るが、正午から夕方にかけて日が当たる。南向き年間を通して1日の日照時間がもっとも長い。北向き年間を通して1日の日照時間がもっとも短く、直射日光が当たりにくい。天日干しは鍋の素材を選ばない一方で、住環境には左右されます。『何日間干すか』よりも、『焦げが乾いたかどうか』で終わりを見極めるといいでしょう。
天日干しできない場合の対処法

※写真はイメージ
日当たりがよくない、日の当たる所で鍋を干せないなど、天日干しが難しい場合におすすめの方法を2つ紹介します。
1つ目は『重曹』です。鍋に『焦げが隠れる』程度の水を入れ、200㎖に対し大さじ1杯の重曹を加えます。火にかけて沸騰させましょう。
加熱すると泡が出てきますが、そのまま火にかけ続けます。泡が収まったら火を止め、冷めるまで放置しましょう。
冷めたら水を捨て、スポンジで優しくこすり洗いをします。
重曹が自宅にないという場合は、中性洗剤やアルカリ性洗剤を使った浸け置きがおすすめです。
鍋にお湯と洗剤を入れ、焦げ付きがふやけるまで浸けておきます。焦げが柔らかくなったら、スポンジで優しくこすりましょう。
一度で落ちない場合は、お湯を入れて再度ふやかします。
浸け置きで落ちない頑固な焦げには『クリームクレンザー』を使い、『丸めたラップ』で磨くと効率よく落とせるでしょう。
鍋の焦げは、力任せにこすり取るのではなく、焦げに合わせた洗剤や方法を選ぶことで、きれいに取れます。
ぜひ、記事を参考に試してみてください。
[文・構成/grape編集部]