アメリカのカリフォルニア州に住むジリアンさんは、2016年にサンフランシスコの動物保護施設からチワワのミックス犬を引き取りました。

ジリアンさんは愛犬をルーファスくんと命名。

その後、結婚して2人の子宝に恵まれた彼女のそばには、常にルーファスくんが寄り添っていました。

ところが2025年4月に、ルーファスくんが突然、天国へと旅立ってしまったのです。

亡き愛犬にそっくりの高齢犬

ルーファスくんが旅立ってから4日後、深い悲しみに暮れていたジリアンさんがInstagramを見ていると、1匹の犬が目に留まりました。

その犬はジギーくんといい、亡くなったルーファスくんにそっくりだったのです。

ジギーくんは、『Muttville Senior Dog Rescue』という高齢犬のための保護施設で里親を募集していたのだとか。

新しい犬を迎える心の準備ができていなかったジリアンさんは悩んだ末に、ジギーくんの里親募集に申し込みます。

そして数日後、彼女は家族とともに『Muttville Senior Dog Rescue』を訪れ、ジギーくんを家族に迎えることに決めました。

ジリアンさんは「ルーファスがジギーを私たちの元へ導いてくれたんだ」と思うだけで、心が安らいだといいます。

DNA検査で驚きの事実が?

ジギーくんと暮らし始めてからジリアンさんは、ルーファスくんとジギーくんに多くの共通点があることに気付いたのだとか。

子供たちとの接し方や歩き方、『話す』ようなユニークな鳴き方などが2匹はそっくりだったのです。

そこでジリアンさんは、ジギーくんのDNA検査をすることにしました。

すると検査の結果、ジギーくんがルーファスくんの実の父親であることが判明したのです!

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『Muttville Senior Dog Rescue』がFacebookでこの出来事を紹介すると、多くの人から驚きの声が上がりました。

・信じられない!こんな素敵な偶然が起きるなんて!運命だね。

・まさに『セレンディピティ(偶然の幸運)』だね。犬は私たちを見つけてくれる。そして今、その証拠がここに!

・旅立った犬が、家族に次の犬を送ってくれると聞いたことがあるよ。

・この出来事を映画化してほしい。

ジリアンさんは「科学的には説明できません。運命としかいいようがありません」と語っています。

まったく違う場所にいた親子の犬が、10年以上の時を経て同じ家族に引き取られるなんて…まさに奇跡といえるでしょう。

もしかしたら、天国のルーファスくんがジギーくんに「パパ、僕の家族を頼んだよ」と伝えたのかもしれませんね。

[文・構成/grape編集部]

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