雨が降っている日は、室内に洗濯物を干す人が大半でしょう。
室内に干すと雨にぬれずに済みますが、洗濯物の量が多いとなかなか乾きません。
「少しでも早く乾かしたい」と悩んでいる人におすすめなのが、エアコンや衣類乾燥除湿機を使った方法です。
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)のウェブサイトでは、エアコンと除湿機を部屋干しに活用する方法を紹介しています。
部屋干しで意識したい『3か条』

部屋干しは『5時間以内』に乾かすのが理想なのだとか。
これは、湿った状態が長時間続くと雑菌が増殖し、ニオイを発するようになるためです。
パナソニックは、洗濯物をより早く乾かすために、エアコンや衣類乾燥除湿機を活用して、『温度』『湿度』『空気の循環』を上手にコントロールすることをおすすめしています。
エアコンの除湿モードを使えば、水分を含む空気をエアコンが吸い込んで除湿してくれます。
エアコンの吸い込み口は上部にあるので、エアコンの前に洗濯物を干したら、その下から扇風機の風を当てるとよいでしょう。
パナソニック ーより引用
なお、除湿機能はその名の通り湿度を下げることを目的とした機能で、冷たい風を出す『冷房除湿』と、暖かい風を出す『再熱除湿』の2つがあります。
再熱除湿は除湿能力が高いものの冷えた空気を温めるので、もっとも電気代が高くなる点には注意が必要です。
取扱説明書を見て、使っているエアコンがどちらのタイプかを確認しておくといいでしょう。
エアコンの『衣類乾燥モード』や衣類乾燥除湿機の使用も効果的
そのほか、『衣類乾燥モード』が搭載されている機種は、そちらを利用するのもおすすめです。力強い風によって洗濯物の水分を飛ばし、その水分をエアコンが吸収。
除湿された空気がエアコンから出て洗濯物に当たることで、より早く乾かせます。
衣類乾燥除湿機は、部屋干しを想定した衣類乾燥機能を備えた除湿機です。
『エコ・ハイブリッド式』『ハイブリッド式』『デシカント式』の3つの方式があり、部屋干しにはエコ・ハイブリッド式とハイブリッド式が向いています。
衣類乾燥除湿機を使う時は、機械から出てくる風が洗濯物へ当たるように真下に置き、間隔を空けて干すようにしましょう。
部屋干しする際のコツ

※写真はイメージ
エアコンや衣類乾燥除湿機を使って効率よく乾かすことも大切ですが、ほかにも意識したいポイントがいくつかあります。
洗濯時、脱水の時間を少し長めに設定して、できる限り水分を飛ばしましょう。洗濯物に含まれる水分量が減れば、乾く時間も短縮できます。
乾いたバスタオルを入れて脱水するのもおすすめです。洗濯物の水分がバスタオルに移って、より乾きやすくなります。
洗濯物を干す際は空気の通り道を作ることを意識して、洗濯物同士の間隔を握りこぶし1つぶん程度開けるようにしましょう。
ピンチハンガーを使って乾かす場合は、両端に長いものが来るよう『アーチ型』に干すのがコツです。
また、洗濯物の生地同士が重ならないよう、裏返したり逆さまにしたりして干すなど工夫してみましょう。
雨の日に室内干しをする際は、脱水や干し方を工夫するのに加え、エアコンや衣類乾燥除湿機を上手に使って、効率的に乾かしてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]