紙巻きタバコを吸う人が避けては通れないものといえば、壁紙のヤニ汚れです。

吸うたびにタールが発生し、それが『ヤニ汚れ』して壁紙に付着します。

ヤニ汚れは、『簡単に落ちない』というイメージがあるかもしれませんが、やり方次第で壁をきれいにできるそうです。

本記事では、壁紙に付いたヤニ汚れを落とす方法を紹介します。

少しずつ進めることが大切!

壁紙のヤニ汚れはどうすれば落ちる? 企業が教える掃除方法に「やってみる」
水に濡らした雑巾を片手で握りしめる様子

※写真はイメージ

壁紙に付いたヤニ汚れが落としにくいといわれるのは、ヤニ汚れの原因となるタールが『ねっとりした植物油脂』であることが関係しているそうです。

アクティア株式会社が運営する『カジタクオンラインショップ』のウェブサイトでは、掃除する際のコツについて次のように解説しています。

力を入れ過ぎてしまうと、壁紙を傷める原因になります。汚れを落とすことだけに集中するのではなく、壁紙の様子を見ながら進めることが大切です。


カジタク ーより引用

また、タバコの煙は部屋全体に広がるため、壁全体の掃除が必要です。

一気に掃除したくなるかもしれませんが、ムラになるのを防ぐために、少しずつ作業を進めましょう。

壁のヤニ汚れを掃除する手順

掃除使うアイテムは以下の5つです。

・アルカリ性洗剤

・雑巾 2枚

・メラミンスポンジなどのスポンジ類

・使い古しの歯ブラシ

・掃除機やハタキ

まず、掃除機やハタキを使って壁に付いているホコリを取り除きましょう。アルカリ性洗剤を壁紙に吹きかけ、スポンジや使い古しの歯ブラシで優しくこすります。

茶色い汚れが流れ落ちてきたら、壁紙に染み込まないようその都度拭き取りましょう。

汚れがひと通り落ちたら、水拭きをして残った洗剤と汚れを拭き取ります。最後に乾拭きをして、壁紙に残った水分をしっかり取り除けば完了です。

なお、壁紙と壁紙のつなぎ目に洗剤が入ると、壁紙が剥がれる原因になります。洗剤を吹きかける時は、つなぎ目を避けるようにしましょう。

また、壁紙の種類によっては洗剤で変色してしまう可能性もあります。掃除を始める前に、目立たない場所で試し拭きをしてください。

壁紙のヤニ汚れを放置するデメリット

壁の広範囲がヤニで汚れている場合、終わりの見えない掃除に、諦めの気持ちが芽生えるかもしれません。しかし、ヤニ汚れを放置すると、掃除の大変さ以外のデメリットもあるため注意が必要です。

例えば、賃貸物件の壁にヤニ汚れが残っていた場合、原状回復の対象になる可能性があります。

壁紙は『減価償却』が適用されるので、居住年数が長いほど自己負担は減りますが、全室でタバコを吸っていた場合、そのぶんの費用を請求されることも。

単価の高い壁紙を使用している場合は、より高額となるので注意しましょう。

掃除の手間を考えると放置しないのが一番ですが、もし汚れが溜まってしまった場合は、本記事で紹介している方法を参考に、壁を掃除してみてくださいね。

[文・構成/grape編集部]

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