過ごしやすい春と初夏が終わると、ジメジメ蒸し蒸しする梅雨と夏がやってきます。
気温と湿度が上がると同時に、エアコンや扇風機、乾燥機といった電化製品が動き出すので、電気代がいくらになるのか不安になる人もいるでしょう。
エアコンのような空調に関する電気製品は、むやみに削ると健康面にも影響します。そのため、空調以外の身近なところから節電を始めましょう。
本記事では、一例として水回りの節電方法を紹介しています。
チェックポイントは2つ!
生活スタイルにそれほど影響せずに節電しやすいのは、洗濯機とトイレの2つです。
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズが提供する、家庭向け電気『スマ電CO2ゼロ』のヘルプページでは、洗濯の回数を考慮するよう説明していました。
少量の洗濯物を何回も洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて、回数を少なくした方が省エネにつながります。
スマ電ヘルプページ ーより引用
ただし、1回で洗濯を終わらせようと洗濯物を詰め込んで洗うと、余計に電気代がかかる場合があるため注意が必要です。
洗濯機は、水流を活用して衣類をもみ洗いします。洗濯槽に衣類がパンパンに入っていると、水流によるもみ洗いができず、汚れが残ってしまうのです。
洗い直しをすれば、節約するはずが無駄遣いになりかねません。
一度の洗濯で汚れを落とせるよう、衣類は『容量の8割程度』に収めましょう。
トイレの場合、温水洗浄便座が、便座や洗浄用の水を温めるために電気を使うものです。
同ウェブサイトでは、夏の温水洗浄便座の使い方について、以下のように説明しています。
使用を寒い季節に限定したり、タイマー機能や、節電モードを活用しても良いかもしれません。
スマ電ヘルプページ ーより引用
温水洗浄便座には、タンクの中の水を常に温める『貯湯式』、使用するたびに水を温める『瞬間式』の2つがあります。
貯湯式は瞬間式に比べ長期的な電気代が高くなる傾向にあるので、季節に合わせて調整すると節約を実感しやすくなるかもしれません。
室内干しは電気を賢く使おう!

※写真はイメージ
梅雨から秋口にかけては、台風や線状降水帯による大雨が続くことがあります。その時に問題となるのが、洗濯物を干す場所です。
浴室乾燥機がある場合は浴室も選択肢の1つですが、電気代を考えると、使用頻度を抑えたほうがいいかもしれません。
夏場は天気に関係なく、エアコンやサーキュレーターを使いましょう。この2つはどちらも風を出し、特にエアコンに関しては除湿もしてくれるので、室内干しにぴったりです。
エアコンの送風口の前に洗濯物を干し、サーキュレーターの風を洗濯物に当てましょう。これにより、ただ干すだけの場合よりも洗濯物が早く乾くようになります。
エアコンとサーキュレーターの併用は、生乾きによるニオイも抑える効果があるので、ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]