お風呂の湿気を早く解消したくて、入浴中もずっと換気扇を回していませんか。しかし、その方法、実は『やればやるほど逆効果』になっているかもしれません。
時短ラク家事をInstagramで発信する、こまち(komachi_kurashi_)さんが、2025年6月13日の投稿で紹介したのは、お風呂の換気に関する3つの落とし穴。
当たり前のように行っていた行動が、カビや結露の原因になっている可能性があります。
お風呂の換気NG行動3選
それでは早速、お風呂の換気NG行動を見ていきましょう。
1.入浴中に換気扇を回す
「お風呂に湯気がこもるから」と、入浴中から換気扇を回している人も多いでしょう。
実はこの行動、湿気を含んだ空気をそのまま換気扇内部に吸い込ませてしまい、『結露やカビの原因』になるそうです。

こまちさんによると、入浴中は換気扇を止め、入浴後にしっかり換気することが大切とのこと。
ただし、のぼせやすい人や体調がすぐれない場合は例外です。身体に負担がかかる恐れがあるため、状況に応じて判断しましょう。
2.窓を開けて換気扇を回す
窓を開けながら換気扇を回すことも、逆効果になる場合があります。
空気が入れ替わっているように感じても、湿気を含んだ浴室内の空気が残ってしまい、カビの原因になる場合があるそうです。

換気扇を使う時は、窓をしっかり閉めておくのがポイント。空気の流れを一定方向に保つことで、換気効率が高まります。
3.ドアを全開にして換気扇を回す
「少しでも早く浴室の湿気を逃がしたい」と思って、ドアを全開にして換気扇を回していませんか。
これも、ついやってしまいがちなNG行動の1つです。
ドアを大きく開けた状態だと、換気扇が吸いきれない湿気が脱衣所へ流れ出てしまい、結果的にカビの原因になります。

換気のポイントは、浴室ドアに換気口があるかどうかで判断しましょう。
換気口があるドア:閉めた状態で換気扇を回す。
換気口がないドア:数センチだけ開けて空気の流れをつくり、換気扇を回す。
このように状況に応じて調整すれば、効率よく湿気を逃がせます。
換気の基本は『開けること』ではなく、『空気の流れをつくること』。目に見えない湿気の動きを意識することで、カビや結露のリスクを大きく減らせます。
こまちさんの投稿には、コメントが多く寄せられていました。
・勉強になる!
・入浴中は換気扇を消したほうがいいとは知らなかった!
・いつも脱衣所がもわっとしていたから、真似してみようと思う。
毎日使うお風呂だからこそ、ちょっとした習慣を見直すだけで、暮らしの快適さがグッと上がります。
お風呂の湿気に悩んでいる人は、ぜひ今日から試してみてください。
[文・構成/grape編集部]