仕事や家事、子育てなどの忙しい日常で、袖にうっかり汚れが付いてしまうことはありませんか。
特にハンドクリームやファンデーション、ペンなどの汚れは目立ちやすく、「洗濯してもなかなか落ちない」と悩んでいる人もいるかもしれません。
本記事では、自宅にある物で簡単にできる頑固な袖汚れの落とし方を紹介します。
袖汚れの簡単な落とし方とは?

※写真はイメージ
袖の汚れは、原因別に対処することが大切です。
ハンドクリームや汗、皮脂などの油分を含んだ汚れには、洗濯用石鹸と食器用スポンジを使うのが効果的です。
ライオンケミカル株式会社のウェブサイトでは、以下のように紹介されています。
スポンジに水を含ませて汚れた部分を濡らし、次に汚れた部分に石鹸を塗りこんでスポンジを使って叩くように成分を浸透させます。
汚れが浮いてきたら、ぬるま湯で絞ったタオルで浮いた汚れをふき取りましょう。
ライオンケミカル ーより引用
繊維に洗剤が残らないよう、中性洗剤とぬるま湯で洗い流したら完了です。
メイク中に付きやすいファンデーション汚れには、クレンジングオイルとコットンを使います。
コットンにクレンジングオイルを染み込ませて、汚れた袖部分にゆっくりと円を描くようになじませましょう。そのまま数分置き、クレンジングオイルが浸透するのを待ってください。
ぬるま湯で丁寧にすすいで、普段通りに洗濯をしたら完了です。
鉛筆や水性インクの汚れには、固形石鹸とぬるま湯を使いましょう。
汚れた部分をぬるま湯で濡らしたら、固形石鹸を付けて優しくこすります。
なお、その際は生地を傷めないように、やわらかめの歯ブラシを使ったり、ゴシゴシと擦りすぎないように注意してください。
もし固形石鹸がなければ、重曹に少量の水を加えた『重曹ペースト』で代用可能です。
袖口の汚れは、時間が経つほど落としにくくなっていきます。そのため、汚れの種類に応じた適切な方法で早めに対処することが大切です。
黄ばみにも要注意!
汚れを落としているつもりでも、繊維の奥深くに汚れが残っていると、酸化して黄ばみに変わってしまいます。
さらに放置すると黒ずみへと変わってしまうので、早めの対処が重要です。
黄ばみには、重曹と酸素系漂白剤が効果的。40℃程度のお湯に重曹と酸素系漂白剤を溶かしてください。水ではなくお湯を使うことで、皮脂が溶けやすくなります。
汚れた袖部分のみを浸し、30分~1時間浸け置きしましょう。あとは、お湯ごと洗濯機に入れて、普段通りに洗濯すれば完了です。
汚れに合った方法でこまめにお手入れをして、袖口の清潔感を保ちましょう。
[文・構成/grape編集部]