2025年8月現在、全国的に厳しい暑さが続き、各地で『猛暑日』が観測されています。
そんな夏を乗り切るために欠かせないのが、やはりエアコンですよね。
「猛暑が続き、エアコンが効きにくいと感じている人が多いかも」とInstagramで問いかけたのは、東京都江東区で電気店を営んでいる、沼澤栄一(sakaedk_kameido)さん。
どうやらエアコンには、動作を保証する外気温の上限、つまり『耐えられる温度』というのがあるようで…。
エアコンは外気温が何℃まで使える?
日本産業規格(JIS規格)内の冷房過負荷試験条件では、エアコンの動作が保証されているのは、外気温43℃までだといいます。
設置場所や環境によっては、室外機の周辺温度がそれ以上になるケースもあるとのこと。
特に、直射日光が当たるベランダなどでは、気温に加え、室外機が放出する熱風によって45~50℃に達することがあるそうです。

※写真はイメージ
沼澤さんは、「最近では43℃以上でも冷房能力を維持できるエアコンも登場している」としつつ、設置場所によっては、そういったモデルの検討も必要であると説明しました。
ちなみに、沼澤さん自身は現場を実際に見たうえで、最適なエアコンを選定しているそうですよ。
投稿には多くの『いいね』が付き、「知らなかった」「勉強になりました」という声が寄せられていました。
また、経済産業省資源エネルギー庁によれば、室外機の吹き出し口付近に物を置くと熱がこもり、冷房効果が下がってしまう可能性があるとのこと。
さらに、火事の原因にもなりかねないため、室外機の周りには物を置かず、スッキリさせておきましょう。
以前には、エアコンが壊れた時の対応について紹介していた、沼澤さん。
夏の必需品であるエアコンの力をしっかり引き出して、暑さを元気に乗り越えたいですね!
[文・構成/grape編集部]