夏になると不安になるのが『食中毒』。特に、持ち運ぶお弁当は入念な対策が必要です。

念入りに手を洗ってから作ったり、おかずを冷ましてから詰めたりと、さまざまな対策を行っている人が多いでしょう。

警視庁警備部災害対策課(以下、警視庁)(@MPD_bousai)のXアカウントでは、誰でも簡単に実践できる『食中毒対策』を紹介しています。

お弁当に入れてみて!

冷凍ゼリーを弁当に入れたら? 警視庁の投稿に「天才か」「すぐ試す」
お弁当を作る様子

※写真はイメージ

警視庁が紹介したのは、なんと『食べられる保冷剤』を入れるという食中毒対策です。

『食べられる保冷剤』とは、凍らせたゼリーのこと。冷凍ゼリーは保冷剤代わりになるうえ、溶けた後はそのままデザートとして食べられるというメリットがあります。

中身が漏れてしまっても有害ではない点も、嬉しいポイントです。

警視庁は、薄く平たいゼリーを推奨しています。なぜなら、平たいものであれば表面積が広くなり、お弁当全体を冷やしやすくなるためです。

冷気がしっかり広がるので、食中毒の原因となる細菌の繁殖を抑えるのに有効。また、保冷バッグに入れた際にゴロゴロ転がらない点もメリットですね。

冷凍ゼリーは、お弁当の中ではなく、保冷バッグの中に入れるようにしましょう。

お弁当の中に入れると、万が一ゼリーの中身が漏れた場合、甘味料や水分がお弁当内に流れ出て、逆に菌が繁殖しやすくなります。

警視庁の投稿には、以下のようなさまざまなコメントが寄せられました。

・デザートとして食べられるのがいい!

・一石二鳥ですね。

・子供のお弁当を作る時に試してみます。

お弁当の食中毒のリスク

冷凍ゼリーを弁当に入れたら? 警視庁の投稿に「天才か」「すぐ試す」
手作りのお弁当

※写真はイメージ

食中毒菌が繁殖しやすいのは、気温25℃以上、湿度70%以上といわれており、夏場のお弁当は、食中毒リスクが高まります。

お弁当の食中毒リスクの要因は、主に次のとおりです。

・十分に加熱されていない食品

・温かいおかずをそのまま詰める

・水分の多いおかず

・手や調理器具の雑菌

・保存温度の管理不足

夏場のお弁当は『いかに菌を増やさないか』がポイントです。調理法や保存法を工夫して、安心安全にお弁当を楽しみましょう。

そして、警視庁が推奨する『食べられる保冷剤』を試してみてくださいね。

[文・構成/grape編集部]

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