サーキュレーターは、エアコンをつけているにも関わらず「部屋が暑い」「冬は足元だけ冷える」という不快感を解消してくれます。
扇風機と似ていますが、サーキュレーターは直進性の強い風で空気を循環させるのが得意。
本記事では、サーキュレーターを効果的に使うコツを紹介します。
サーキュレーターの基本と扇風機との違い

※写真はイメージ
扇風機は、人に風を当てて涼しくするのが目的ですが、サーキュレーターの役割は『部屋全体の空気を循環させる』こと。
そのため、直接風を浴びるのではなく、空気の流れを作るために使うのが正解です。
夏に冷房の効率をアップさせたい時
生活用品を多く取りそろえる、シャープ株式会社の通販サイト『ココロストア』では、夏に冷房の効果を高めるサーキュレーターの使い方について解説しています。
サーキュレーターと冷房を併用する場合は、暖房と併用する場合と同じく、サーキュレーターの風を直接人にあてるのではなく、空気を回すことを意識しましょう。
床付近にたまった冷気を循環させることで、部屋全体が涼しくなります。
ココロストア ーより引用
冷房を使用していない隣室に冷気を送りたい場合は、エアコンを背に、冷たい空気が流れる方向にサーキュレーターを置き、出口に向けて風を送りましょう。
空気の通り道ができると、隣室にも冷気が届きますよ。
ロフト部分に冷気を送りたい場合には、サーキュレーターを2台使ってロフトの下から上に向かって風を送ることを意識してください。
冬に足元の冷えを解消したい
暖房と併用する場合は、暖房器具の対角線上にサーキュレーターを設置し、天井付近に溜まりやすい暖気を循環させるのがコツ。
同ウェブサイトでは、下記のように説明しています。
家具や部屋の構造によって難しい場合は、床から天井に向けるように風を送りましょう。
ココロストア ーより引用
また、洗濯物に直接風を当てると、周囲の湿った空気が循環するため、衣類の乾燥時間を短縮できますよ。洗濯物の真横か、下から斜め上に向けて風を送るのがコツです。
窓を2か所以上開けて、サーキュレーターを外に向けて置くと、効率的な空気の入れ替えも可能でしょう。
この時、サーキュレーターは『排出口側の窓』に向けて設置するのがポイント。
室内の空気を外に押し出すように風を送り出すことで、反対側の窓から自然と新しい空気が入ってきます。
効果を最大化する3つのポイント
使い方1つで、さまざまな悩みを解決してくれるサーキュレーター。では、その効果をさらに最大化するにはどんなところに気を付けるといいのでしょうか。
風量は『強め』、方向は『斜め』
サーキュレーターは、風を遠くまで届けるのが目的。弱すぎると空気が循環しないため、少し強めの風量を選ぶのがコツです。
家具の配置を工夫
大きな家具が風を遮ると、空気の流れが滞ってしまいます。 サーキュレーターの風が通るように、通路を意識した配置がおすすめです。
フィルター掃除を忘れずに
ホコリが溜まると風量が落ち、循環力がダウンしてしまう可能性があります。月に1回は吸気口や羽根のホコリを掃除して清潔に保ちましょう。
サーキュレーターを上手に使うと、冷暖房の効率が上がり、エアコン設定温度を控えめにしても快適に過ごせます。
「最近エアコンが効きにくい気がする…」と感じた時は、ぜひサーキュレーターを取り入れてみてください。
[文・構成/grape編集部]