エアコンをつけた時に「なんだか嫌なニオイがする…」と感じたことはありませんか。
エアコンの嫌なニオイや汚れの原因は、内部に溜まったホコリやカビです。
本記事では、家庭で手軽にできるエアコンの消臭方法や汚れを落とすテクニックを紹介します。
エアコンが臭う原因とは?

※写真はイメージ
エアコンから嫌なニオイが発生する原因はいくつかありますが、代表的なものは以下の3つです。
1.フィルターのホコリ
オフィスサービスの各種事業を行う、株式会社ダイオーズのウェブサイトでは、以下のように解説しています。
エアコンのフィルターは空気中のホコリやゴミをキャッチする役割がありますが、長期間掃除をしないと、ホコリがどんどん蓄積されていきます。さらにそのホコリが湿気を含むとカビの温床となり、嫌な臭いを発生させる原因にもなります。
ダイオーズ ーより引用
熱交換器にも汚れが溜まりやすいため、こまめなチェックが必要です。
2.内部のカビ
冷房運転は結露が発生しやすく、これが乾かないまま残ると内部でカビが繁殖し、嫌なニオイが発生するといわれています。
3.ドレンホースの汚れ
結露水を排出するドレンホースが汚れて詰まることで、水が溜まり、嫌なニオイの原因になることも。
また、汚れのせいで排水がしにくくなると、水漏れやエアコン本体の故障の原因にもつながるでしょう。
家庭でできる!消臭、汚れ落としの方法4選
自分でできる範囲の、エアコンのニオイ対策を詳しく見ていきます。
1.フィルター掃除
掃除方法について、同ウェブサイトでは以下のように解説していました。
フィルター掃除をするときは、まずエアコンの電源を切ってから本体カバーを開け、フィルターを外します。掃除機で表面のホコリを吸い取った後、水洗いして汚れをしっかり落としましょう。
ダイオーズ ーより引用
水滴が残っているとカビやニオイの原因となるため、洗った後はタオルでしっかりと水分を拭き取り、陰干しで乾燥させてください。
また、傷や劣化が見られる場合は早めに交換するのがおすすめです。
2.16℃の冷房、30℃の暖房で消臭
16℃の冷房運転と30℃の暖房運転を数分ずつ行うと、冷却と加熱の繰り返しによって、内部に溜まった汚れが落ちやすくなるといわれています。
ただし、これは応急処置で完全に汚れが除去できるわけではないので、フィルター掃除も忘れずに。
3.送風運転
夏場の冷房運転時は、内部に結露が溜まりがち。そんな時には、運転終了後に送風運転を数十分行ってみましょう。
エアコン内部の湿気を乾燥させられるため、カビ対策に有効です。
4.ドレンホースのチェック
虫の侵入やホコリの詰まりがないか確認します。詰まっている場合は、市販の専用ポンプで吸い出すと改善しますよ。
注意!ここから先はプロに依頼を
ただし、家庭でできるのは、あくまで『表面』や『フィルターまわり』まで。 以下の場合は、無理をせず専門業者に依頼するのが安全です。
・吹き出し口奥に黒い点々が見える
・掃除してもニオイが改善しない
・エアコンの効きが悪い
プロならではの分解洗浄なら、内部のカビや汚れを徹底的に除去できます。
このほか、オフシーズンでも月に一度はエアコンを運転し、内部をリフレッシュさせることも大切でしょう。
エアコンは家族が長く過ごす空間の空気を作る大切な存在。対策をしながらニオイと汚れを防いで、気持ちのいいひと時を過ごしてください。
[文・構成/grape編集部]