2025年8月14日、東京都渋谷区に開店予定の『ハリー・ポッター ショップ 原宿』。
同月12日、オープンに先駆けて『ハリー・ポッター ショップ 原宿 オープン記念イベント』が開催されました。
同イベントに登場したのは、映画『ハリー・ポッター』シリーズで、ドラコ・マルフォイ役を演じた俳優のトム・フェルトンさん。
そして『ハリー・ポッター』シリーズの大ファンだという、アイドルグループ『timelesz』の松島聡さんの2名です。
松島聡、生トム・フェルトンに大喜び!
松島さんは、『ハリー・ポッター』シリーズのキャラクターの中でも、ドラコ・マルフォイが好きなのだとか。
マルフォイのいる「『スリザリン寮』推し」という松島さんは、自前のアイテムを織り交ぜて、スリザリン要素を詰め込んだ衣装で登場しました。
実は、9年前の2016年にも会っていた松島さんとトムさん。
その際、トムさんは「君はオーラがあるからこの先もやっていける」と松島さんの目を見ていったそうです。
「俳優になりたい」と話す松島さんに、トムさんは「ちゃんと俳優になりたい思いを願い続ければ、必ずなれるよ」というメッセージを送ったとか。

松島聡 推し、トム・フェルトンへの手紙全文
イベントでは、松島さんから、トムさんへ手紙のプレゼントがありました。
松島さんがトムさんへ宛てた手紙の全文がこちらです。

約9年ぶりにお会いできたことを心から嬉しく、そして光栄に思います。
『ハリー・ポッター』を通して、マルフォイの人間らしい弱さや葛藤、生き方から多くのことを教えていただきました。
そして、それを見事に演じきるトムさんの姿にも強く心を打たれました。
今もなお、誰よりもマルフォイを愛し、マルフォイとして生き続けるトムさんを見て、俳優という仕事の素晴らしさを改めて感じました。
9年前、「オーラがあるからこの先もやっていける。俳優になりたいと思い続ければ必ずなれるよ」と力強くいってくれました。
その言葉は、迷いの中にいた自分にとってまさに光でした。
以来、ありがたいことに俳優としての日々を積み重ねております。
あの日いただいた温かいメッセージは、今でも自分を支えてくれる大切な魔法です。
そして忘れられないのは、東日本大震災の際、義援金を寄付し、日本が困難に直面するたびにそっと手を差し伸べてくださったことです。
僕が芸能の道を歩み始めたのは2011年3月。震災直後でした。
その時のトムさんの優しさと行動力に心の底から感動したのを今でも覚えています。
トムさんはスクリーンの中だけでなく、現実でも人々を勇気付け、夢を与えてくれる存在です。
今回こうして日本に来てくださり、惜しみないサービス精神と笑顔を見せてくれたことも本当に嬉しかったです。
これからもずっとずっと、トムさんとマルフォイのファンで居続けます。
本日は本当に貴重な時間をありがとうございました。
トムさんは、「このキャラクターを演じたことにどんな意味があったのか、そして松島さんにどういう風に貢献したのかを考えて感動しています」と喜びの思いを語り、嬉しそうに手紙を受け取っていました。

そんなトムさんから、松島さんに逆サプライズのプレゼント!
サイン入りの『スリザリン寮』のTシャツや、ネクタイなどのアイテムが入った大きな額縁が渡されたのです。

これには、後ずさりをして腰が抜けるほど驚きと感動の様子を見せた、松島さん。
松島さんは、2018年11月から一度芸能活動を休止していました。
その際に、マルフォイ役に悩んでいたトムさんの言葉に共感したといいます。
松島さんは「プライベートで来日するなど、活動を止めなかったトムさんの行動力に励まされていたので、改めて芸能界をやめないでよかったと思った」と回顧。
そんな松島さんに、トムさんは「通訳がなくても思いが伝わってきました。愛は言葉がなくても伝わってくるんですね。1つだけお願いがあります。前に会った時、僕から愛を渡しました。次の方に、ぜひその愛のバトンを渡してください」と、愛のバトンを続けてほしいとお願いしていました。

松島さんは「メンバーの寺西拓人も『ハリー・ポッター』の大ファン」と明かし、トムさんへ「夢を与えてくれてありがとう。大好きです」という伝言を預かってきたといいます。
すると、トムさんは「寮を確認させて!」と、すかさず、どこの寮が好きなのかをチェック。
寺西さんも『スリザリン寮』が好きだということが分かると「ウィザーディング・ワールドへようこそ」と、『神対応』を見せていました。
最後にバタービールを飲んで乾杯をした2人。

トムさんは同店を「人生で行った中で最高の店。小さな頃から見てきた現場を思い出した。ディテールにもこだわっていてパーフェクト」と称賛していました。
松島さんは「テーマパークのような楽しみが含まれている場所。あまり詳しくない人でも楽しんでもらえる空間」と、ファンでない人にもおすすめだといいます。
同店は、日本初の旗艦店で、ホグワーツ魔法魔術学校の敷地内に広がる、魔法動物たちが暮らす神秘の森『禁じられた森』がコンセプト。
『ハリー・ポッター』の世界に触れながら、限定グッズやフードなどを楽しめます。
気になった人は、行ってみてはいかがでしょうか。きっと、『ハリー・ポッター』の世界観に浸れることでしょう!
[文・構成/grape編集部]