お風呂用洗剤には、『スプレー後にこすらなくても汚れを落とすことができるタイプ』があります。
とはいえ心配になり、最終的にはスポンジを使うという人もいるかもしれませんが、本当にこすらなくてもいいのでしょうか。
『バスマジックリン エアジェット』を販売する、花王株式会社(以下、花王)に『こすらなくても汚れが落ちる仕組み』を聞いてみました。
均一にミストを噴射することで全体の汚れをカバー
花王に、「本当にこすらなくてもいいのか」というストレートな質問をしたところ、このような回答がありました。
弊社の『バスマジックリン エアジェット』には、固まった皮脂を溶かし、タンパク汚れを膨潤させ、短時間で除去する『速効分解処方』と、均一にミストを噴射でき、浴槽全体にムラなく洗剤を塗布する『連続噴射トリガー』の機能があります。
そのため、スプレーして30秒待ち、すすぎ流すだけで基本的にはこすらずに浴槽・床の汚れを落とすことが可能です。
2025年4月には床のヌメリの主な原因である石けんカスにアプローチする技術を採用し、浴槽だけでなく、床のヌメリもこすらずに素早く落とすことが可能になりました。
花王の技術力により、本当にこすらずとも汚れは落とせるようです。
しかし、ここで気になったのが『泡と泡の間に汚れが残ってしまわないのか』という点。
花王に聞いてみると、以下のような回答がありました。
連続噴射トリガー機能は、ミストが途切れることなく出続けて、広範囲をムラなく覆うことができます。
また、使用している洗剤液も濡れ広がりやすい特徴があるため、誰でも簡単・確実に、浴槽から床まで一気にきれいにすることができます。

画像提供:花王株式会社
正しく使うことも大事なポイント
花王によると、きれいに汚れを落とすためには『正しく使用すること』が重要。
浴槽に使用する場合の、正しい使用方法を以下にまとめました。
・シャワーで全体をぬらし、対象部分に直接スプレーし、30秒おいてすすぎ流す。
・落ちにくい汚れは、再度しっかり洗剤をかけて放置する。それでも落ちない時はスポンジなどで軽くこする。
また、このようなアドバイスがありました。
基本的には、上記の正しい使用方法で使用すれば汚れが落ちる設計となっていますが、汚れに液が掛かっていない部分があった場合などでは、汚れが落とせない可能性があります。
そのため、隙間なく全体にしっかりスプレーしてください。一般的な浴槽で、20回レバーを引くのが目安になります。
「本当にこすらずに汚れが落ちるのか不安」という人は、まずは正しい使用方法を守り、ムラのないようにスプレーしてみましょう。
そうすれば、基本的にはこすらずにOKとのこと。また、汚れが残っていないか一度確認してみると、次から安心できるかもしれませんね。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]