先祖の霊を迎え、供養する『お盆』。休暇を取って実家に帰省し、家族団らんの時間を過ごす人も多いのではないでしょうか。

自然豊かな兵庫県丹波篠山市で生まれ育った筆者は、転職を機に、2025年5月に上京したばかり。

距離が遠いことなどもあり、同年はお盆の帰省がかないませんでした。

都会での生活は新鮮で楽しいのですが「そろそろ田舎の空気が恋しい」と思っていた矢先、実家の母親から、とある写真が送られてきたのです。

写っていたのは…。

お盆に帰省できない男性 母から送られてきた1枚に「変わらんなあ…」
ポメラニアンの写真

仏壇の前に座る愛犬!

先祖をとむらうために、祖父母や両親が鈴を鳴らし、お経を唱える様子をぽかんと見つめている模様。

両親たちと片時も離れたくなく、夕食後にリビングからついてきたようです。

お盆に毎年見ていた光景と、ポメラニアンのかわいらしい表情がおさめられた1枚に「変わらんなあ」と心が和みました。

お盆に帰省できない男性 母から送られてきた1枚に「変わらんなあ…」
ポメラニアンの写真

愛犬はしばらくの間、和室をウロチョロとしながらも、祖父母が鳴らす鈴の音に耳をかたむけていたといいます。

祖父母や両親同様に、我が家の先祖に祈りをささげていたのかもしれません。

ですが、鈴の音を長く聞いているうちに、愛犬の様子に変化があったようで…。

お盆に帰省できない男性 母から送られてきた1枚に「変わらんなあ…」
ポメラニアンの写真

いや、寝てるやないかーい!

どうやら「チーン」と小気味よく鳴る鈴の音が、絶好の『子守唄』になったよう。先祖の供養中だったとしても、食後の眠気に負けてしまうのは無理もないでしょう。

愛くるしい寝相に「たまらん…」と心が撃ち抜かれました。

母親によると「仏壇の飾りなどを片付ける物音にも反応せず、爆睡し続けていた」といいます。

お盆ならではの姿を披露し、実家に帰省した気分を味わわせてくれた、愛犬。

もしかすると夢の中で、我が家の先祖と出合っていたのかもしれませんね…。

[文・構成/grape編集部]

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