犬は言葉でコミュニケーションが取れないぶん、相手の表情や声のトーン、その場の空気から感情や意図を読み取ろうとします。
環境や状況に応じて柔軟に行動を変えることができる犬も多く、その賢さに感心させられる飼い主も多いでしょう。
ラブラドールレトリバーの狛子ちゃんと暮らす、飼い主(@meromerodokkyun)さんも、愛犬の賢さに時折驚かされるといいます。
ある日、飼い主さんは、家の前で鳴いていた子猫を保護したそうです。すぐに引き取り手も見つかったため、一時的に預かることにしました。
子猫を怖がらせないように、狛子ちゃんのいる場所とは別の部屋を用意。狛子ちゃんは状況を察したのか、子猫がいる部屋の前で…。

遠くから子猫の様子を観察していたのです!
狛子ちゃんは、心の中では子猫に近付きたい気持ちがあったかもしれません。しかし、子猫を怖がらせてしまうと思い、近付かずに見守ることにしたのでしょう。
飼い主さんは狛子ちゃんに「子猫を見る?」と声をかけると、遠慮がちな様子で、ほんの少しだけ部屋に入ってきました。

狛子ちゃんの表情からも、子猫を心配している様子が伝わってきますね。
優しさと賢さが現れている狛子ちゃんには、X上でも反響の声が上がり、「とても偉いね」「しょんぼり顔がたまらなくかわいい」といったコメントが寄せられています。
狛子ちゃんについて、飼い主さんに聞いてみた!
grapeは、狛子ちゃんの賢さを感じたほかのエピソードについて、飼い主さんに取材をしました。
――子猫を気遣う狛子ちゃん、とても優しいですね。
子猫の部屋には入らないのと同じで、実家にお泊まりに行った時も、ほかの同居犬は人間の寝室に入るのに、狛子は入りませんでした。
入っていいと教えられていないので、自分で判断して入らないのだと思います。
また、これまで我が家の階段も上がらなかったのですが、「来る?」と声をかけると登ってきました。階段を上がれないのかと思っていましたが、実は自分の意思で上がらなかったことに気付きました。
物事をちゃんと判断している狛子の賢さに度肝を抜かれています。
狛子ちゃんの性格的な部分もあるかもしれませんが、状況をよく理解し、自分で判断できるところに賢さが感じられますね。
こうした行動や判断は、優しさや相手を思いやる気持ちから生まれているのでしょう。
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[文・構成・取材/grape編集部]