甘味とほどよい酸味がおいしいキウイフルーツ(以下、キウイ)。
そのまま食べたり、ヨーグルトやトーストにトッピングしたり、いろいろな楽しみ方ができますね。
キウイは凍らせるだけで、おいしいスイーツになることをご存じですか。
今回は管理栄養士の筆者がおすすめする『キウイアイスの簡単レシピ』を紹介します!
キウイアイスの作り方
用意するものは以下の通り。今回は緑と黄のキウイを2分の1個ずつ使いましたが、お好きな色で1個用意してもよいでしょう。
【材料】(4個ぶん)
・キウイ 1個ぶん
・クリームチーズ 適量
・ブルーベリー 適量

使う道具は、食品用ラップ、バット、木製スティックです。

食品用ラップ(以下、ラップ)は、スーパーマーケットやドラッグストアなどで手に入る一般的なものを使っています。
バットと木製スティックは、100円ショップ『ダイソー』で購入したものです。
それでは作り始めましょう。まず、バットにラップを敷きます。

次に、キウイを厚さ1.2cm程度の輪切りにして、皮をむいたら、木製スティックをキウイの側面に刺します。

ラップを敷いたバットに並べて、冷凍庫で凍らせましょう。このままでもおいしいアイスができますが、今回はトッピングをのせます!

クリームチーズを塗って、洗って水気をふきとったブルーベリーを適当にのせてください。チーズに軽く埋め込む感じでのせるとよいです。
キウイ、クリームチーズ、ブルーベリーの栄養についてはのちほど解説します。
この状態で冷凍庫に入れて、2~3時間ほど凍らせましょう。

2時間半ほどして取り出した状態がこちら。トッピングはキウイから落ちることなく、ラップからは簡単にはがすことができます。
簡単に、キウイアイスができ上がりました!

食べてみると、キウイそのままの味わいと凍った食感がおいしいです!暑い日には最高のひんやりおやつといえるでしょう。
果物とチーズだけでできているので、罪悪感が少ないのも嬉しいポイント。

凍らせすぎると硬くなったり、クリームチーズがボロボロとした口当たりになったりするので、2~3時間を目安に取り出して食べるとよさそうです。
もしキウイが硬くて食べづらい場合は、少し室温において、食べ頃を見計らってください。
キウイとクリームチーズ、ブルーベリーの嬉しい効果
キウイは色によって栄養価が異なりますが、緑でも黄でもビタミンCやE、食物繊維などを摂ることができます。
チーズは善玉菌の1つである乳酸菌を含む発酵食品で、腸内環境を整える『腸活』に役立ちます。
腸内の善玉菌を増やすためには、善玉菌のエサとなる食物繊維や、オリゴ糖を含む食品を食べることも大切です。
食物繊維を含むキウイと発酵食品のチーズを組み合わせれば、『腸活』にも役立つおいしいアイスができますね。

そして、ブルーベリーには抗酸化作用を持つアントシアニンが含まれています。
抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑えたり除去したりする働きのこと。活性酸素は動脈硬化やがんなどの病気や、肌のしみ、しわなどを引き起こす可能性があります。
活性酸素から身体を守るためには、抗酸化作用のあるものを取り入れることが大切です。
ビタミンCとEにも抗酸化作用があり、これらはキウイに多く含まれています。アントシアニンを含むブルーベリーとともに、健康と美容に嬉しいアイスを楽しんでみてはいかがでしょう。
筆者のブログやSNSでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
[文・構成/grape編集部]

フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆・撮影、調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。
⇒ブログ、Instagram、X。grapeにて『今日のごはん、何にする?』を連載中。