一部の動物病院には、病院で飼われている院内猫や院内犬がいます。
受付に座って、来院者とコミュニケーションを取ったりスタッフに甘えたりすることが多いですが、ある病院では、院内猫が獣医師の体力作りに力を貸しているそうです。
先生の物は僕の物

※写真はイメージ
とある病院で飼われている1匹の猫。顕微鏡を覗く獣医師の後ろに鎮座し、我が物顔のカメラ目線を決めています。
猫が座っているのは、顕微鏡を覗く時に使うであろうスツール。猫の頭上には、顕微鏡を覗く獣医師のお尻があります。
あと少しで猫をお尻で踏みつぶしてしまうかもしれず、獣医師にとってはいろいろな意味で気の抜けない時間です。
「このイスは自分の物」といわんばかりの院内猫のエピソードをご覧ください。
なかなか見られない『動物病院の裏側』
長年通っている動物病院であっても、獣医師や動物看護師と院内犬、院内猫たちがどのように過ごしているかまでは知らない人も多いでしょう。
患者には見えない、動物病院の裏側はまだまだあります。
収まりがよすぎる犬
院内で動物を飼っていると、飼い主である病院スタッフとずっと一緒にいられるものの、病院が開いている間はなかなか構ってもらえません。
とある病院の院内犬は、「甘えたい」「遊んでほしい」と思った時に、人間の『股の下』に入るのだとか。
見事なまでに、院内犬が股の下にすっぽり収まっています。
スタッフの仕事を邪魔せず、温もりをしっかり感じられるという、犬らしい賢い甘え方に思わず笑ってしまうでしょう。
防犯カメラが救った命
動物病院を訪れるのは、飼い主に愛情をたっぷり注がれている動物だけではありません。
アメリカ合衆国ジョージア州にある動物病院の防犯カメラには、脚をケガした犬が置き去りにされる一部始終が録画されていました。
置き去りにされた犬は動物病院のスタッフに保護され、治療も受けましたが、心の傷までは癒してあげられません。
以下のエピソードでは、命の大切さをあらためて考えさせられます。
2匹のお目付け役
仕事や家事をしている時、飼っている動物にジッと見つめられると緊張するでしょう。
とある病院では、院内犬と院内猫が「しっかり働いているか」といわんばかりに、スタッフの作業を間近で監視しています。
それもそのはず、スタッフが用意しているのは2匹のごはん。
「しっかり働いているか」ではなく、「もっと入れて」「早くちょうだい」と催促しているのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]