自由気ままな性格と、キュートな見た目で人気を博している、猫。
多くの『猫好き』は、猫がモチーフのアイテムまで愛おしく感じられるものですよね。
彫刻家の花房さくら(@hanafusa_sakura)さんが生み出したのは、そんな心をくすぐる、愛らしい『猫』たちの姿。
添えられた『アテレコ』とともに、こちらの作品をご覧ください…!
「ください」「どうぞ」「どうぞ」「ください」

『どうぞの像』と『くださいの像』
花房さんが木彫りで表現したのは、2本脚で立つ猫たち。
「どうぞ」と食べ物を差し出したり、「ください」と期待に満ちた顔をしていたりと、見ているだけで、なんだか心が和むでしょう。
作品には「なんと味わい深い猫ちゃんたち…」「どの子も素敵。なんたるかわいさ」「愛おしさが爆発しました」といった反応が寄せられています。
木彫りの猫が話題!彫刻家に話を聞くと…
多くの人のハートをつかんだ、個性豊かな『木彫りの猫』。grapeは、制作の裏側について、花房さんに取材をしました。
――1匹が完成するまで、どのくらいの時間がかかりますか。
『どうぞの像』『くださいの像』は、1匹作るのに約1週間くらいかかりました。
ほかの作品と並行して制作することが多いです。
ちなみに、材を継ぎ足す時は、木工用ボンドと輪ゴムを使っているのだそう。
花房さんは材同士をくっ付ける方法について「普通が一番!」とつづっていましたよ。


――木彫りで『猫らしさ』を表現する際に意識していることはありますか。
「猫を作ろう!」と思っているのではなく、「『この子』を作りたい!」と思って制作した結果、『猫らしさ』が滲み出ているのかもしれません。
ちなみに今回の作品の4匹は、現飼い猫2匹、今は亡き飼い猫2匹がモデルとなっています。
架空の猫を作る際も、性格や体型などを想像しながら『この個体』という意識で作るようにしているんです。
花房さんは以前にも、一つひとつに猫の顔が彫られた『三色団子』の木彫り作品が話題になりました。
『1匹』ずつ、表情や体型、性格までも異なる木彫りの猫たち。
その世界を覗いてみると、改めて、猫の奥深い魅力に気づかされますね。
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]