家の中で避けたい害虫であるゴキブリは、見つけたらすぐに駆除したいところ。
しかし、「前に退治したはずなのに、しょっちゅう出る…!」という時は、家の中の知らない場所でゴキブリの卵が産まれているのかもしれません。
ゴキブリの産卵を防ぐために、正しい方法でしっかり対策しましょう。
ゴキブリの産卵を防ぐためには…

※写真はイメージ
ゴキブリが卵を産むとどんどん数が増えてしまう可能性があるので、早めの対策が欠かせません。
しかも、ゴキブリの卵はかたい殻に守られていて、一般的な殺虫剤では効果が薄い場合もあります。そのため、最初から『卵を産ませない』ための対策が必要です。
害虫駆除サービスを提供している、シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、『害虫駆除110番』では、以下のように、暗くて湿度が高い場所に卵を産みつけると説明していました。
・稼働中の家電の下・裏
・家具や食器棚の裏
・シンク下の扉の中
・新聞紙や段ボールの隙間
・観葉植物の土の中
害虫駆除110番 ーより引用
ゴキブリは暗くて湿度が高い環境を好みます。産卵を防ぐためには、これらの環境を改善することが大切です。
大型のゴキブリでも数mmの隙間があれば入り込むことができ、幼虫ならさらに小さな隙間でも侵入してきます。
ちょっとした隙間をテープやパテで埋めたり、不要な新聞紙やダンボールを処分したりしましょう。
また、ゴキブリのエサとなる生ゴミや食べかすを放置しないことも大切です。
油脂や砂糖、肉類、パンくずなどの栄養豊富なものを好むほか、タマネギのニオイもゴキブリの大好物といわれています。
こまめな掃除を心がけるほか、食品は密閉して冷蔵庫にしまうほうがいいでしょう。
卵を見つけたら正しい方法で駆除を!
同ウェブサイトでは、ゴキブリの卵を見つけた時の対処法を以下のように紹介しています。
ゴキブリの卵鞘を見つけたら、ゴム手袋を着用したうえでティッシュで包み、ビニール袋に入れます。
そうしたら、少し抵抗があるかもしれませんが、指で圧迫してつぶしましょう。
害虫駆除110番 ーより引用
殻を割り中の卵を乾燥させることで、ふ化するのを防げます。処理後は袋に入れ、しっかり口を縛ってから廃棄しましょう。
卵があるということは、産んだメスが近くに潜んでいる可能性があります。卵を1つ見つけたら周囲をよく探し、ほかにも卵がないかを確認しましょう。
また、その場所に毒エサ剤を置いておくと、巣にいるゴキブリごと駆除できます。
ゴキブリは仲間の死骸やフンも食べる習性があるので、毒エサ剤による二次効果も期待できるでしょう。
『ゴキブリを叩き潰す』は危険!?

※写真はイメージ
すでにいるゴキブリを駆除するには、毒エサを置くほか、粘着式のトラップの設置や、くん煙剤も有効です。
また、実際にゴキブリを見ると、「どこかに見失ってしまう前に対処したい」という思いから、新聞紙などで叩いて駆除する人も多いでしょう。
しかし、叩き潰すことでゴキブリの体内にある卵が放出される可能性があります。
駆除スプレーを使うか、上から容器をかぶせて動きを封じてから処理するほうがいいでしょう。
重曹×砂糖もゴキブリ対策に効果的!
「できるだけ薬剤を使わずにゴキブリ対策をしたい」という人におすすめなのが、重曹と砂糖を使った方法です。
重曹と砂糖を1:1の割合で混ぜ、小皿などに入れてゴキブリが通りそうな場所に置いておきましょう。
砂糖の甘いにおいに引き寄せられたゴキブリがこれを摂取すると、体の中にガスがたまり、消化不良を起こして死滅するのだそうです。
身近な物でできるので、「すぐに対策を始めたい」という人は、試してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]