ハロウィンなど、海外の仮装文化とは一線を画して独自の発展を遂げてきた、日本のコスプレ文化。
好きなキャラクターになりきることで、いつもとは違う自分を発見できるだけでなく、キャラクターが持つ個性に深く共感できるのも魅力の1つでしょう。
冠(@__i173)さんも、そんなコスプレの魅力に惹き込まれた1人。2025年8月15日、Xで自らがふんしたあるキャラクターのコスプレ姿を披露したところ、反響を呼んでいます。
挑戦したのは、漫画『鬼滅の刃』に登場する、あるキャラクターで…。

冠さんがふんしたのは、上限の鬼の中でも高い実力を誇る、童磨。
同年7月18日に公開された、映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』にも登場し、『柱』の1人である胡蝶しのぶとの深い因縁を持つ重要なキャラクターです。
童磨を象徴する髪型や虹色がかった目はもちろん、どこか余裕を感じさせるニコニコとした笑い方まで、忠実に再現されていますよね。
また、薄紫色がかった背景により、童磨の怪しげな雰囲気や冷酷さが演出されているでしょう。
上弦の鬼・童磨のコスプレ、注力したポイントについて聞いてみた
grapeは冠さんに、童磨のコスプレに挑戦した理由や、撮影時のこだわりについて取材してみました。
――まずは、童磨を選んだ理由について教えてください。
『鬼滅の刃』においては、『人を食う鬼』ということで悪役の立ち位置にはなるのですが…。私にとって童磨は同作の中で一番好きなキャラクターなので、挑戦してみたいと思いました。
――メイクや衣装など、こだわったポイントはどこでしょうか。
撮影前日まで原作やアニメを観返して、「このキャラクターが実在するならこんな感じかな?」とじっくり研究してから撮影に臨みました。
この撮影以前にも何度も挑戦しているキャラクターということもあり、特にメイクはウィッグや衣装と調和するようにバランスに気を付けています。
――童磨になりきるために、撮影の際に意識したことはありますか。
このキャラクターは作中でもニコニコと笑っている場面が多いのですが、心からの笑顔を浮かべるのではなく、貼り付けたように含みを持たせた表情を意識しました。
また、カメラマンさんの腕がよく、ふとした瞬間の表情などをきれいに切り取って、この1枚に収めてくれました。
「童磨が『鬼滅の刃』の中でもっとも好きなキャラクター」と語る、冠さん。
衣装の作り込みやメイクへのこだわりのみならず、撮影前に原作を観返すなどの入念な準備をしていることからも、童磨への深いリスペクトが感じられますよね。
多くの人がコスプレに熱中する理由の1つとして、「好きなキャラクターへ愛情表現ができる」というメリットも大きいのかもしれません。
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[文・構成・取材/grape編集部]