部屋干しは乾くのに時間がかかるので、外干しに比べて臭いがつきやすくなります。
洗濯物が臭くならないようにするには早く乾かすことが何よりも大事ですが、太陽光も風もない室内では乾かすだけで精一杯でしょう。
本記事では、『あるアイテム』を使った、洗濯する前からの臭い対策を紹介します。
洗濯物の臭い対策

※写真はイメージ
部屋干しをすると洗濯物が臭くなる理由は、乾きが遅いことで『モラクセラ菌』が増殖するためです。
モラクセラ菌は人間や動物の粘膜にいる常在菌で、汗や水分、皮脂を食べて増殖します。
洗濯洗剤や漂白剤では死滅しないため、洗濯して汚れは落ちても、菌は衣類に残っているそうです。
また、洗濯前の保管方法によっても菌が広がりかねません。
家具、インテリア用品の販売を行う、株式会社ニトリの通販サイト『ニトリネット』では、洗濯前のコツが解説されていました。
洗濯機を洗濯カゴ替わりにして入れておくと、衣類にも洗濯槽にも菌が繁殖しますのでやめましょう。理想は脱いだ衣類をハンガーにかけたりして乾かすことですが、それはさすがに面倒!という方は、ランドリーバスケットを使うようにしましょう。
ニトリネット ーより引用
乾いた衣類の上に湿った衣類をのせると、乾いた衣類まで湿ってしまいます。できるだけ、乾いた物と湿った物に分けて、菌が広がらないようにしましょう。
干し方にもひと工夫を
洗濯後のモラクセラ菌による生乾き臭は、常温の状態で『4~5時間』放置すると発生しやすくなるといわれています。少しでも早く乾かせるよう、干し方も工夫しましょう。
洗濯物を早く乾かすポイントは、風の通り道を作ってあげることです。
アーチ干しとは、中心になるほど床と洗濯物の距離が離れ、外側へ行くほど床と洗濯物の距離が近くなる干し方のことです。
中央の空洞によって全体にまんべんなく風が行き渡るようになり、アーチ干しとは真逆のV字干しに比べて乾かす時間が短くなるのだとか。
何も使わずに干す時はもちろん、サーキュレーターや扇風機を併用する時にも役立ちます。部屋干しする際は、『アーチ干し』を取り入れてみてください。
洗濯物からの嫌な臭いが気になる時は、洗濯物の保管の仕方や干し方にひと工夫加えてみましょう。
[文・構成/grape編集部]