40℃超えを記録することもざらにある、現代日本の夏。
この凄まじい『酷暑』で、熱中症にならないようにするには、定期的な水分補給が必要不可欠といえるでしょう。
熱中症は、直射日光のない屋内でも起こる可能性があるため、暑い日は水筒やペットボトルを常に持っておきたいですよね。
真空断熱構造の水筒に、企業が「絶対に入れないでください」
特に、内部が真空断熱構造になっている水筒は、飲み物の温度を長時間保ってくれるため、夏に大活躍します。
便利なアイテムではありますが、真空断熱構造の水筒を使う場合、使用方法をしっかりと守らなくてはいけません。
絶対に入れてはいけないものについて注意を呼びかけたのは、水筒や弁当箱などを製造しているサーモス株式会社。
きっと多くの人が、誤った使用方法をとってしまったのでしょう。同社はウェブサイト内にある『よくある質問』のページで、このように回答しています。
次のものは絶対に入れないでください。
・ドライアイス
・炭酸飲料
※炭酸飲料に対応したボトルのみご使用できます。内圧が上がり、フタなどが開かなくなる・飛び出す、飲みものがふき出るなどして、けがやものを汚す原因になります。・お茶の葉・果肉
すきまなどにつまり、漏れてものを汚す原因になります。・みそ汁・スープなど塩分を多く含んだものや、温めたスポーツ飲料
本体内側は18-8ステンレス鋼を使用していますが、塩分によりさびや保冷不良などの原因になります。
サーモス ーより引用
これらの『NG要因』を見て、「知らずに入れてしまっていた…」と思った人も多いのではないでしょうか。
真空断熱構造の水筒は、一般的にドライアイスや炭酸飲料、お茶の葉、果肉、味噌汁、スープ、温かいスポーツドリンクを入れると、性能が落ちたり、壊れたりしやすいとされています。
また、中身が勢いよく飛び出ることで、使う人がケガを負ってしまう可能性も。幼い子供が使う場合は、より気をつけたほうがいいでしょう。
炭酸飲料を持ち運びたい人は『対応した水筒』を購入しよう
一般的な真空断熱構造の水筒ではNGとされていますが、中にはスポーツ飲料や炭酸飲料に対応した水筒も流通しています。
スポーツ飲料や炭酸飲料を持ち運ぶ機会の多い人は、それらに対応した水筒を使うといいでしょう。
また、スポーツ飲料の場合は、使用後にしっかりと洗って手入れをすれば、塩分によるサビを防ぐことが可能とされています。
水筒に限らず、どんなに便利なアイテムも、正しい使用方法を心がけないと、壊れたりケガにつながったりすることも。
自分の持っている水筒がどのようなタイプかを確認した上で、改めて説明書に目を通してもいいかもしれません。
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[文・構成/grape編集部]