社会人としての生活が長くなると、世の中をうまく渡っていくための『処世術』が自然と身についていきます。
時には『見て見ぬふり』をしたほうが面倒ごとに巻き込まれなくて済むこともあるでしょう。
こうした『世渡りスキル』は、動物の世界でも通じるものがあるようです。
保護猫9匹との暮らしをInstagramで発信している、飼い主(torachans0412)さん。
愛猫の1匹である、クマ吉くんの悟りを開いた『無』の表情が6,000件を超える『いいね』を集め、話題になっています。
※動画はInstagram上で再生できます。
クマ吉くんの後ろでは、弟分である諭吉くんと虎太郎くんがじゃれ合いながら、プロレスならぬ『ニャンプロ』を繰り広げています。
もちろんクマ吉くんは、背後で何かが起きているかは察している模様。それでもあえて振り向かず、断固として関わらない姿勢を貫いています。
微動だにせず、完全に気配を消しているクマ吉くんの表情からは、まるで「こういう時は無になるのが一番だニャ」と悟っているかのようです。
猫社会の中で培った、経験と知識のたまものといえるかもしれませんね。
そんなクマ吉くんの対応に多くのコメントが寄せられました。
・吹き出した!よく分かっておられますね。
・「絶対に見ない」という固い意思を感じる。本当に『無』になっている…。
・知らぬが仏とはいうけれど、絡まれそうで笑っちゃう…。
・賢明なご判断ですね。平静を装っているけど、内心ドキドキかも?
飼い主さんの投稿からは、人間と同じく、猫の世界にも処世術があることが分かります。
時にはあえて関わらない勇気も必要。そう、クマ吉くんが教えてくれているようです。
果たしてこの後、クマ吉くんは最後まで弟分たちに見つからず、無事やり過ごすことができたのか…気になりますね!
[文/キジカク・構成/grape編集部]