野菜や麺類など、ゆでる工程のある料理は多いもの。カレーや鍋物のようにそのまま煮込む場合を除き、ゆでるために使ったお湯は捨てるのが一般的です。
『捨てるもの』というイメージの強いゆで汁ですが、実はゆで終わった後にも使い道があることを知っていますか。
手軽にできるリユース術なので、ぜひ取り入れてみてください。
ゆで汁は掃除や染み抜きに使える!
ガス事業者の大阪ガス株式会社によると、ゆで汁が染み抜きや掃除に使えるのは、ゆでた食材の成分が溶け出しているからなのだとか。
例えば、枝豆やジャガイモのゆで汁には、洗浄効果のある『サポニン』が含まれており、排水口のぬめりや黒ずみに効果があるとされています。

※写真はイメージ
ほうれん草のゆで汁には、染み抜き剤に使われる『シュウ酸』が含まれているので、カーペットについたコーヒーや醤油などに効果が期待できるでしょう。
パスタやうどんのゆで汁に使用済みのお皿を浸しておけば、油汚れが落としやすくなりますよ。
ゆで汁の便利な活用方法を試してみてください。
起こりがちな料理の『どうする?』や素朴な疑問を解決!
キッチンに立つたびに頭を悩ませる料理の問題や、ちょっと気になる事柄はありませんか。悩みや疑問を解決しましょう。
卵の赤玉と白玉の違い
卵には褐色の赤玉と真っ白な白玉の2つがあります。
色が違うので味や栄養分が違うように感じますが、違うのは『ニワトリの毛色』だけで、それ以外の違いは基本的にないのだとか。
赤い卵を産むのは、卵と同じ褐色の毛を持つニワトリ、白い卵を産むのは白い毛のニワトリです。
『毛の色と卵の色が同じ』という点では単純ですが、親ニワトリの特徴を受け継いでいると思うと感慨深いものですね。
市販の鶏ムネ肉をジューシーにする方法
スーパーマーケットで売っている鶏ムネ肉を柔らかくジューシーに仕上げるには、『ブライン液』に漬け込むといいのだとか。
『ブライン液』は、自宅にある水と塩、砂糖の3つで作れる調理液です。
塩と砂糖の作用によって、パサパサしがちな鶏ムネ肉やささみが、柔らかくジューシーな食感になりますよ。
ブライン液の作り方や使う時のポイントを参考にして、普段の調理に取り入れてみてください。
ボウルの中に落ちた卵の殻を取る方法
卵を割った時に、小さいかけらがボウルの中に落ちてしまうことがあります。かけらが小さいほど取りにくくなり、「気がつけば数分経っていた」ということも珍しくありません。
殻がボウルの中に入ってしまうのは『割れ方』に左右されるので、自分の力ではどうにもできない部分があります。
そのため、卵を上手に割るよりも、素早く取り除く方法をマスターするのが得策です。
菜箸の先端を水でぬらして、そのまま殻をつまんでみてください。たったこれだけで、簡単に取り除けますよ。
[文・構成/grape編集部]