2025年7月18日に公開された、漫画『鬼滅の刃』を原作とする映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。
同年8月25日には、公開38日間で観客動員数が1982万人を超え、興行収入が280億円を突破したことが発表されるなど、日本映画史に残る大ヒットを記録しています。
ビスケ(@his_ke)さんは、同作に登場する『鬼殺隊』の1人、我妻善逸に扮したコスプレ姿をXで披露し、話題を呼びました。
「やばい、この善逸は本物だ」「あああ…よすぎる」など、絶賛のコメントが寄せられた1枚とは…。

写っているのは、段の入った髪型を筆頭に、我妻善逸の特徴を見事にとらえたコスプレ姿の、ビスケさん。
フィルター加工が施されていることで、まるで昔の時代に撮られた写真であるかのような印象を受けるでしょう。
右手の指の上には、相棒のスズメである、チュン太郎をイメージした人形の姿も。
ディテールへのこだわりが感じられるコスプレ写真には、ネット上で多くの声が寄せられています。
・これが現存する善逸の写真か。よく残っていたなあ。
・戸棚の奥から出てきた写真って感じ!風情がある。
・まるで古い写真から出てきたみたい!最高。
鬼滅・我妻善逸のコスプレ、こだわったポイントについて聞いてみた
grapeは、ビスケさんに、我妻善逸のコスプレ写真について取材し、詳しく話を聞いてみました。
――背景をフィルター加工する上で、工夫したことはありますか。
どのフィルターを使用したかは忘れてしまいましたが、レトロな、くすんだ感じのフィルターを何枚か重ねた記憶がありますね。
今はいろんなカメラアプリがあり、レトロなフィルターも種類が豊富なので、何種類か重ねたら雰囲気が出ると思います。
――我妻善逸になりきるために、撮影時に意識したポイントはなんでしょうか。
この撮影の時は、弱々しい困ったような表情を意識しました。戦闘中の善逸と、普段の善逸とでは表情が違うため、変えるようにしています。
また、カメラマンさんに数枚撮ってもらい、写真を確認しながら自分の表情やポーズを調整しました。
――剣やウィッグなど、小道具へのこだわりも見られます。力を入れたポイントがあれば教えてください。
善逸は髪の毛先の色がオレンジ色になっているため、ウィッグの毛先をオレンジ色のコピックで塗っています。毛束感や段差など、カットにも時間がかかりました。
チュン太郎は、リアルな雀の人形を用意しています。
小道具の作り込みはもちろん、フィルターを何種類も重ねたり、表情のパターンを変えたりするなど工夫を重ねて生まれた、ビスケさんの自信作。
写真を見た多くの人が、過去の時代にタイムスリップしたような気分になったことでしょう。
『鬼滅の刃』のハイクオリティなコスプレをもっと見たい人は、こちらも併せてご覧ください。
「現代に実在していたのか…」 鬼滅ファンを驚かせた1枚って?
「『大正レトロ』な写真にしたくて…」 鬼滅のコスプレに「存在している」「美しい」
「鬼の姿をとらえた写真」 上弦の壱の1枚に「まって、本物じゃない…?」
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]