桂むきは、大根の皮を薄くむく和食の技法です。
和食の世界では、向こう側が透けて見えるくらい薄くむかなくてはいけませんが、それ以前に「皮をむくこと自体が難しい」と感じるのではないでしょうか。
実は、包丁を使わなくても桂むきはできます。
指で押して皮をむく

※写真はイメージ
桂むきが難しいとされるのは、1mmあるかないかの部分に包丁を入れ、皮が切れないように包丁を一定に動かさなくてはならないからです。
大根を持つ手と包丁を持つ手はもちろん、刃の動きを追い続ける目も疲れてくるうえに、集中力も続きません。
それなら、違うやり方でチャレンジしてみましょう。
大根を8cmの厚さにカットし、包丁で皮目に1本の浅い切れ目を入れます。その切れ目に両手の親指を入れ、押し込むようにして皮をむいていきましょう。
たったこれだけで、気持ちがいいほど皮がきれいにむけるはずです。
プチストレスを解消できる野菜の裏技
野菜の皮むきや下ごしらえに時間がかかり、調理が思うように進まない人もいるでしょう。
日々たまるちょっとしたストレスを解消する、便利な裏技を紹介します。
白菜がバラバラにならないカットテク
白菜を切る際、バラバラになって困ったことはありませんか。
バラバラになるのを防ぐためには、全体を切るのではなく、芯の部分に切り込みを入れて切り分けるのが大切なのだそうです。
白菜の芯に10cmほどの切り込みを入れ、両手で白菜を持って左右に割ってみましょう。
ほんの少しの手間で、バラバラになるストレスから解放されるはずです。
大量のニンニクの皮を瞬時にむく方法
ニンニクの皮は、爪を使ってもむけないことがあります。
むく個数が多いと、時間がかかるだけでなく、手にニンニクの臭いがつくので、どうにかしたいと悩む人もいるでしょう。
まず、まな板の上にニンニクを並べ、ボウルなどを上から押しつけます。蓋つきの保存容器にニンニクを入れて、シャカシャカと振りましょう。
あとは、剥がれた薄皮を取り除き、切ったりつぶしたり、おろしたりするだけ。手を汚さずに簡単に皮がむける方法を、ぜひ試してみてください。
ゴボウのささがきを時短で作る方法
きんぴらなどに使うゴボウは、味が染み込みやすいように、ささがきにしますよね。
通常は包丁でささがきを作りますが、途中で引っかかったり、大きさが不ぞろいになったりして困ったことはありませんか。
そのような人に使ってほしいのが、ピーラーです。
ゴボウを洗って皮をむいたら、十字もしくは放射状の切り込みを入れましょう。あとは、ゴボウをくるくる回しながらピーラーで削っていくだけです。
均等な厚さのささがきが完成するので、より味が染み込みやすくなるでしょう。
[文・構成/grape編集部]