海外旅行に行った時、日本語で話しかけてくれる店員さんもいますが、ほとんどの会話は現地の言葉で行わなければいけません。
英語で話しかけられたある少女が店員さんに返した言葉と、それへの店員さんの対応は、まるで映画のワンシーンのようでした。
『グー』は『グー』だけど…
アメリカ在住のTABATOVA(taba_____tova)さんは、英語が話せない3歳の長女とともに、スーパーマーケット(以下、スーパー)へ行きました。
海外では、店員さんがお客さんに「やぁ」「調子はどう?」などと声をかけます。
TABATOVAさんも英語で店員さんと会話をしながら会計をしていると、袋詰めをしている男性店員が3歳の長女に「Hi!How are you?」と話しかけたそうです。

※写真はイメージ
微動だにしない長女を見て、TABATOVAさんは「こういう時はGoodというんだよ」と教えてあげます。
それを聞いた長女が男性店員に返したのは、言葉の『グー』ではなくジャンケンの『グー』。
「そっちのグー!?」と驚いたTABATOVAさんですが、男性店員は長女のこぶしに自分のこぶしを当てて、返事をしてくれたのです。
なんともスマートな返しに、「言葉はなくとも気持ちは通じる」と感じさせられるエピソードです。
この体験はレジでしかできない!
レジの滞在時間はわずか数分ですが、その短い時間でドラマが生まれることもあります。
「こんなこと現実にあるんだ」と驚いてしまいそうな、レジでのエピソードをまとめました。
優しさが詰まった『ボーロ』
妊娠中にレジ打ちの仕事をしていた女性。小学校低学年くらいの女の子が持ってきた、赤ちゃん用の『ボーロ入れ』をスキャンし、会計を終わらせます。
「きょうだいが食べるおやつを買いに来たんだろうな」と思っていた矢先、女の子が予想もしない言葉と一緒に、ボーロ入れを渡してきました。
会計を済ませたばかりのボーロは、女の子のきょうだいに買ったものではなく、妊娠中の女性に買ったものだったのです。
女の子はなぜ、女性にボーロ入れをプレゼントしたのでしょうか。優しさがあふれるエピソードに、心が温まります。
誠意ある対応に驚き
母親がスーパーで惣菜を買ったところ、蓋が少し開いていたため服が汚れてしまったそう。
店員さんは店長を呼ぼうとしたのですが、母親は「ほんの少し汚れただけなので、大丈夫」とそのまま会計を終わらせて帰ったのだとか。
後日そのスーパーへ行くと、対応してくれた店員さんと店長が母親の元に来て、クリーニング代を差し出してくれたそうです。
母親の寛大さと、誠意ある対応をし続けたお店側のエピソードに、心がなごみます。
本当にラッキーセブンだった
とあるスーパーで買い物をしていたせいげつ(@seigetu_burari)さん。会計後のレシートを見ると、そこには『777円』と印字されていました。
ガッツポーズを決めたいところですが、ここはスーパー。
何事もなかったかのように会計を済ませると、店員さんが『いいことがありますように』と書いた小袋を渡してくれたのです。
その小袋に入っていたものを確認してほっこり。ラッキーセブンがすぐさま現実になった、心温まるエピソードです。
[文・構成/grape編集部]