オーストラリアの工事現場で発見されたのは、全身がトゲで覆われたオーストラリアの固有種『ハリモグラ』。
工事現場の作業員がハリモグラを助けようとしますが、思いもよらない展開になりました。
『恥ずかしがり屋』は本当だった

※写真はイメージ
ハリモグラが潜んでいたのは、坑道の底です。脱出できなければ命に関わる可能性もあるので、作業員たちは作業の手を止め救出にあたります。
しかし、ハリモグラは『捕まえられる』と思ったのか、穴を掘って奥に進んでしまったのです。
ハリモグラと人間の追いかけっこは30分にもおよび、なんとか無事救出します。
捕獲された時のハリモグラは、顔を隠して「捕まっちゃった」と恥ずかしそうなポーズを取っていました。
『恥ずかしがり屋』といわれる、ハリモグラの性格がひしひしと伝わるエピソードです。
こんな動物まで!?海外だからこその救出劇
日本は国土の67%を森林が占めており、その中にはさまざまな野生動物が暮らしています。
近年クマやサル、シカなど都市部出没が増えていますが、その動物を助けるといったことはよほどのことがなければありません。
日本と自然環境や保護環境が異なる海外では、驚くような動物を保護することもあるようです。
側溝から出てきたのは…
「側溝に動物が落ちている」と、ブラジルの消防局に救助要請が入りました。救助隊員が現場で見たのは、日本でも人気の『カピバラ』。
カピバラは、アマゾン川流域に生息する大型のげっ歯類です。アマゾン川はブラジルを流れていますが、側溝のある市街地まで歩いてきたのでしょうか。
人間に助けてもらうことに慣れているのか、隊員のかけ声を聞いて自ら出ようとし、また隊員の手を借りて外に出てきたのです。
日本ではそう遭遇することのない、ほのぼの救出劇に思わず笑みがこぼれてしまいます。
動物を危機にさらす意外な物
近代サッカー発祥の地といわれる『イギリス』。世界トップクラスのサッカーリーグ『プレミアリーグ』には、日本のサッカー選手も多く在籍しています。
イギリスでは、サッカーに欠かせない『ゴールネット』に動物が絡まってしまうという、悲しい事件が問題になっているのだとか。
あるサッカーコートで発見されたのは、若い『ヨーロッパアナグマ』。脱出しようともがいたのか、脚に傷を負っていたそうです。
救出から保護までの様子にハラハラします。
穴に落ちた猛獣を救い出せ!
世界的に知られる野生動物保護区、『マサイマラ国立保護区』を有するケニア。
そこで活動する野生動物保護団体に入ったのは、ライオンの子供2頭が深さ4mもある穴に落ちているという知らせでした。
ペットとして飼われるイエネコは体長の5倍ほどのジャンプ力があるといわれていますが、同じネコ科のライオンは2.5mほどしかありません。
隊員たちは、麻酔を使った救助を試みます。
ライオンたちは無事救助されたのか、親ライオンと再会できたのか、救助とその結末を確かめてください。
[文・構成/grape編集部]