動物保護施設に迎え入れられる動物の中には、心身の状態が理由で、すぐには新しい家族を探せない子もいます。

そのような動物が健康を取り戻すまで、一時的にケアするボランティアを『フォスター』と呼びます。

脚が不自由な犬を見た猫が?

アメリカのテネシー州に住むフェイス・ポッシュ(faithposh)さんは、ある保護犬のことを知り、フォスターとして預かることを決めました。

そのメス犬は交通事故で重傷を負い、右前脚を切断する必要があったそうです。

フェイスさんはその犬の世話に不安は感じなかったものの、気になることが1つありました。

それは、フェイスさんの愛猫がこの犬にどう反応するかということ。

見知らぬ犬が家にやって来るだけでなく、脚にケガを抱えているのです。果たして猫は、そんな犬を受け入れてくれるのでしょうか。

こちらが、犬と猫が初めて出会ってから24時間の様子をとらえた映像です。

@faithposh #foster #rescue #adopt #dogsoftiktok #catsoftiktok ♬ cats in the cold - mage tears

犬の姿を見たとたん、壁の後ろに隠れて、明らかに警戒している猫。

ところが、その日の夜には猫が犬にそっと近づき、まるで挨拶するような仕草を見せています。

そして翌朝には、犬に顔をすり寄せたり、お腹を見せて寝転んだりと、すっかり打ち解けた様子でした。

フェイスさんが号泣の絵文字を添えて投稿したこの動画には、涙する人が続出しました。

・ちょっと待って。

こんなの見たら泣いちゃうよ。

・猫はとても賢いから、誰かが病気やケガをしているのが分かるんだよね。

・なんて優しい猫なんだろう。2匹は一瞬で親友になったね。

最初こそ犬に警戒していた猫でしたが、次第に自分から心を開いたように見えます。

犬はもともと穏やかな性格だったそうなので、猫ともすぐに心を通わせることができたのでしょう。

体調が優れない時、そばに誰かがいてくれるだけで心が安らぐもの。

ケガをした犬にそっと寄り添う猫の優しさは、多くの人の心を温かくしたようです。

[文・構成/grape編集部]

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