自宅で映画館さながらの没入感を得られる、シアタールーム。
映画ファンやスポーツ観戦が好きな人の中には、憧れを持っている人もいるかもしれません。
しかし、「専用の広い部屋がない」「スクリーンなどの設置費用が高い」などの理由から、手を出せずにいる人は少なくないでしょう。
そのような人たちから「この手があったなんて!」「参考にします」などの声が上がったのは、@TheKW_PicsさんがXに投稿した、自宅のシアタールームです。
一体、どのようなシアタールームなのでしょうか。公開された、実際の部屋の写真がこちらです。

なんと、投稿者さんがシアタールームにしたのは、6畳の部屋!スクリーンの大きさは、130インチだといいます。

さらに驚かされるのが、つっぱり棒にスクリーンが吊るされている点です。
カーテンリングに、S字フックを引っ掛けて吊るしたとのこと。

隣の部屋にプロジェクターを置いており、スクリーンの端から端まで視界に入るように意識したそうです。
6畳の部屋でも、工夫次第でこのような素敵なシアタールームにできるとは、感心しますね。
投稿者さんのアイディアには、さまざまな声が上がりました!
・これは盲点を突かれた!ナイスアイディア。
・理想の家だ~。素敵すぎます。
・スピーカーの配置にも、こだわりを感じます!
シアタールームについて、投稿者さんに聞いてみた
いろいろなこだわりが詰まっていそうなシアタールームに興味を持った筆者は、投稿者さんに取材を行いました。
――シアタールームを作ろうと考えたきっかけはなんでしょうか。
私は映画が大好きで、週に2回ほど映画館に通うのが習慣です。特に『IMAX』での映画体験に強く惹かれており、映画館で観る映画の迫力は自宅ではなかなか得られないと感じています。
一方で、動画配信サービスの普及により映画館で上映されない作品が増え、残念に思うこともありました。
そこで、自宅でも映画館に近い形で映画を楽しめる空間を作ろうと考えました。
また、80年代の映画が特に好きで、それらを大きなスクリーンで楽しみたいという思いもシアタールームを作った理由の1つです。
――シアタールーム作りでこだわった点はどこでしょうか。
まず一番は『迫力』です。映画館のスクリーンに少しでも近づけるよう、部屋の広さに対して限界に近いサイズでスクリーンを設置しました。
加えて、長時間鑑賞しても首や腰が疲れない椅子を選ぶことも意識したポイントです。背もたれが程よく傾いているため、実際に3本連続で映画を観てもまったく疲れませんでした。
そのうえで、費用をできるだけ抑えることもこだわった点です。
専用の機材をそろえると高額になってしまうため、身近な道具やアイディアで代用し、コストを抑えながら満足度の高い環境を作ることを目指しました。
――完成したシアタールームで映画を観て、どのような感想を持ちましたか。
「6畳の部屋でここまでの迫力が味わえるのか」と感動しました。
大好きな80年代の映画を大画面で観た時は、まるで当時の劇場公開に立ち会っているような気分になり、作って本当によかったと感じました。
もちろん、映画館そのものの体験には及びませんが、好きな時間に好きな映画を、自分だけの空間で楽しめるというのは格別です。
部屋に『自分専用の小さな映画館』ができたような感覚で、家で映画を観る時間がますます楽しみになりました。
これからも少しずつ改良しながら、より快適で迫力あるシアタールームにしていきたいと思っています。
スピーカーについても、「近所迷惑にならないうえで、音がクリアに伝わる位置を探しながら調整しました」といいます。
細部にまで工夫が施された、投稿者さん宅のシアタールーム。
「子どもの頃からの夢が実現しました」と語る、投稿者さんからは達成感が伝わってきます。
シアタールームに憧れを抱きながらも、一歩を踏み出せていなかった人は、投稿者さんのアイディアを参考にしてみてはいかがでしょうか!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]