電気は私たちが暮らす上で、なくてはならない存在。

自然災害などで電気の供給が止まってしまうと、当たり前にできていたことが制限され、日常生活に大きな支障が出てしまいます。

そんな非常時に役立つのが、ポータブル電源。場所を問わず電気を確保できるので災害時はもちろん、キャンプや野外イベントでも重宝するでしょう。

最新のポータブル電源、性能が“想像以上だった”

2025年9月10日、ポータブル電源メーカーのEcoFlow Technology Japan株式会社(以下、エコフロー)が、『DELTA 3 Max シリーズ』を発表。都内で新製品発表会が行われました。

新たに登場したのは、『DELTA 3 Max Plus』『DELTA 3 Max』

いずれも防災用途からアウトドアまで幅広く対応できる大容量ポータブル電源だといいます。

一体どのようなシーンで活躍するのでしょうか!

『DELTA 3 Max Plus』

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
DELTA 3 Max Plus

長時間の使用や大人数でのアウトドアでも、安定した電力を供給できる『DELTA 3 Max Plus』。

2000Whの大容量で、3000W出力まで対応しているため、電子レンジやドライヤーなどの高出力機器を複数台同時に稼働させることができます。

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
キャンピングカー

『DELTA 3 Max Plus』を積んだキャンピングカー

また、各種エクストラバッテリーにより、最大10240Whまで容量を拡張できるので、停電時や大人数でのアウトドアでも電力切れの不安なく、快適に過ごせますよ。

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
DELTA 3 Max Plus

左:『DELTA 3 Max』、右:エクストラバッテリーをのせた状態の『DELTA 3 Max Plus』

同製品は、専用のスマホアプリからも遠隔操作ができ、AC出力を分割で制御できる機能によって、「エアコンはオン、照明だけオフ」という使い方も可能です。

重量は約22.1kgでしっかりした作りながら、左右に持ち手がついているので、持ち運びがしやすくなっています。

充電方法も多彩で、自宅のコンセントはもちろん、ソーラーパネルや走行充電などにも対応。移動しながら効率よく電力を確保できるので、災害時だけでなく、車中泊でも頼もしい存在になるでしょう。

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
『DELTA 3 Max Plus』を積んだキャンピングカー

『DELTA 3 Max Plus』を積んだキャンピングカー

『DELTA 3 Max』

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
DELTA 3 Max

『DELTA 3 Max』はコンパクトながら、電子レンジやドライヤー、電動工具などの高出力機器を安定して稼働できます。

防災シーンや作業現場でも1台で活躍し、従来モデルの『DELTA 2 Max』より、約2.7kgの軽量化が実現されているため、持ち運びやすさも向上。

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
DELTA 3 Max

また、専用アプリを使うと、気象予報をもとに12時間以内に荒天が予測される場合にアプリ経由で通知を届けてくれます。

それに加え、停電に備えて『DELTA 3 Max』を充電するよう自動制御し、必要な電力を確保してくれるとか。

万が一停電が起きても、すぐに商用電源から『DELTA 3 Max』に自動で切り替わるため、冷蔵庫やパソコンなどの継続給電が必要な家電も使い続けることができます。

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
冷蔵庫の写真

※写真はイメージ

キャンプをする時にも大活躍!ポータブル電源の活用法が?

新製品発表会では、防災キャンプ講師の内館綾子さんと、合同会社CAMMOC代表でキャンプインストラクターの三沢真実さんが登壇。

三沢さん自身が実際にキャンプで『DELTA 3 Max Plus』を使った様子が紹介されました。

たった1台で必要な電気をまかなえる? 防災のプロも驚くアイテムに「これは画期的」
内舘綾子さんと三沢真実さんのトークセッション

内舘綾子さんと三沢真実さんのトークセッション

三沢さんによると『DELTA 3 Max Plus』により使える電気が増えたおかげで、ポータブル式のクーラーボックスで冷たいドリンクを飲むことができたほか、電動かき氷機でおいしいかき氷も楽しめたそうですよ。

ほかにも、ヘアアイロンを使ったり、パソコンで作業ができたりと、外にいながらも不自由ないキャンプ時間を体験できたとのことです。

エコフローのポータブル電源は被災地でも使われていた?

災害時の備えとしてはもちろん、アウトドアや車中泊など、幅広いシーンで活躍する、エコフローのポータブル電源。実は、被災地でも使われているといいます。

grapeは、被災地支援について詳しく話を聞くため、一般社団法人 日本ポータブル電源協会の理事である、エコフローの長浜修さんに取材を行いました。

――エコフローが行っている『被災地支援』について教えてください。

弊社は、さまざまな自治体と防災支援の協定を結んでおり、協力させていただいております。

2016年の熊本地震や、令和6年能登半島地震が起きた際は、避難所などにポータブル電源を提供させていただきました。

また、電子カルテのバックアップを必要とする病院にも、ポータブル電源ステーションの寄付を行っております。

災害時でも安定した電力供給を支援するエコフローは、被災者の暮らしに貢献してきたようです。

機能がさらに充実した『DELTA 3 Max シリーズ』も、今後被災した人たちの暮らしを支える存在となることでしょう。

『DELTA 3 Max Plus』と『DELTA 3 Max』は2025年9月24日に発売。

防災対策やアウトドアではもちろん、私たちの生活をサポートしてくれる存在として、あらゆる場面で活躍しそうです! 

[文・構成・取材/grape編集部]

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