地震や台風などの災害時は、水道が止まる可能性があり、限られた水をどう使うかが大きな課題になります。
特に、手や身体を洗う水を確保するのは簡単ではないでしょう。
そんな災害が起きた時でも、水を効率的に使う方法を警視庁警備部災害対策課がXで紹介しています。それが、ペットボトルの蓋を使った『簡易シャワー』の作り方です。
なんでも身近な道具を使って、水を節約しながら使えるシャワーに変身させることができるのだとか!
本記事では、筆者が実際に作ってみた感想を紹介します。
私は、細かい穴を開けたペットボトルの蓋を備えています。避難時にペットボトルを使って手を洗ったりする時、この穴を開けた蓋を使えば水の減りが少なくなり節約にもつながります。ペットボトルの蓋のサイズはほぼ同じのようですので蓋のみの保管で対応できます。有事に備え準備してはいかがですか。 pic.twitter.com/xks26Y9sll
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) June 4, 2019
簡易シャワーを作るために必要なものは4つです。
ペットボトル、ペットボトルキャップ、画びょう、油性ペンを準備しましょう。
ペットボトルキャップを入れておくジッパー付き保存袋もあると便利です。

まず、バランスよくペットボトルキャップに穴を開けたいので、油性ペンで印をつけます。

次に印をつけたところに、画びょうで穴を開けていきましょう。
手に力を入れないと穴が開かないため、ケガをしないよう注意して行ってください。
印に穴をすべて開けたら、簡易シャワーとして役立つペットボトルキャップの完成です。

キャップを装着したペットボトルを傾けてみると、ちゃんと穴から水が出てきました。
手洗いや顔をすすぐ程度の利用であれば十分な量でしょう。ペットボトルの水を直接使うよりも、かなり節水になりそうです!
もっと水を出したければ、開ける穴を増やすのもいいかもしれませんね。

また、水の勢いが足りないと感じたら、ペットボトルを強く押すと、勢いよく水が出てきますよ。

ほかにも、900㎖のペットボトルがあったので装着してみます。
日本では、ペットボトルキャップの直径は、28mm前後のものが一般的であるため、すんなりとつけることができました。
複数人で使う際には、大容量のペットボトルに装着するのがおすすめです。

いくつかキャップを用意して、シャワー用や食器洗い用など用途に合わせて何個か持っておくのもいいかもしれません。
ジッパー付き保存袋にまとめて入れて保管しておくと、災害時にも清潔に使えますよ。

災害時に備えておくと頼もしい、穴を開けたペットボトルキャップ。
短時間で手軽にできるので、ぜひ試してみてください!
[文/キジカク・構成/grape編集部]